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軽の電気自動車(EV)の充電方法は?設備費用やコストを抑えるコツも解説

更新日: 2026/2/12投稿日: 2026/2/12

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軽の電気自動車(EV)の充電方法は?設備費用やコストを抑えるコツも解説

「軽の電気自動車(軽EV)の充電って、なんだか難しそう…時間もかかりそうだし…」と不安に感じて、軽EVの購入に踏み切れてない方は多くいます。

ところが軽EVはバッテリー容量が少ない分、普通車のEVより充電時間も短く済みます慣れればスマホの充電と同じように、自然にできるようになるでしょう。

この記事では軽EVの充電方法や充電時間、ガソリン車と比較したランニングコストなどを徹底解説します。

軽EVを買う前に充電について詳しくなりたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

軽の電気自動車の充電方法

まず、軽EVの充電方法を、以下の2種類紹介します。

  • 自宅での普通充電
  • 外出先での急速充電

自宅での普通充電

軽EVの充電は、基本的にスマホの充電と同じ感覚で行えます。

仕事や遊びから帰宅後、駐車場で充電ポートにプラグを差し込むだけで自動的に充電が始まります。わざわざガソリンスタンドに行く手間が省けるため、時間の節約にもつながるでしょう。

たとえば、軽EVの代名詞である「日産サクラ」の充電方法は、以下の6手順で行います。

  1. パワースイッチ(サクラの電源)をOFFにする
  2. コンセントから充電ケーブルを取り出す
  3. 充電コネクタの保護キャップを外す
  4. 充電ポートを開ける
  5. 充電ポートのキャップを開ける
  6. 充電コネクタを差し込む
引用:日産公式サイト

他車種の場合も操作方法はほぼ同様で、1度覚えれば手間取る心配はありません。重大な事故の心配もなく、安心して軽EVを利用できます。

注意点として、普通充電ポートと急速充電ポートの差し違いには注意してください。無理に合わないポートに差そうとすると、故障する可能性があります。

外出先での急速充電

外出先で充電が切れそうになった際は、EVスタンドを利用しましょう。多くのショッピングモールや高速道路のSA/PAに設置してあります。

利用には「e-Mobility Power」などの充電カードやスマホアプリが必要です。カードやアプリを持っていれば充電器にかざすだけで認証と決済が行われるため、現金を用意する必要はありません。

ただし急速充電器は、充電単価がかなり高めに設定されています。そのため常用はせず、あくまで目的地への「つなぎ充電」に限るのが賢い使い方です。

無料の充電スポットはある?

2026年現在、無料で充電できるスポットは減少傾向にあり、基本的に有料化されている。 ただし、一部のイオンやニトリなどの大型商業施設では、会員向けに格安で利用できる場合がある。

各充電カードや店舗の充電料金などの詳しい情報は、以下の記事を参考にしてください。

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投稿日: 2025/10/31更新日: 2026/2/7

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軽の電気自動車の充電時間

軽EVの充電にかかる時間について、自宅での普通充電と外出先での急速充電に分けて解説します。

普通充電:7時間程度

日産サクラや三菱eKクロス EVなどに搭載されている、標準的な20kWhバッテリーを自宅で充電する場合を考えます。EVコンセントの出力が通常の3kWとすると、かかる時間は以下のとおりです。

20 kWh / 3 kW ≒ 6.66 時間

EVの充電時はすべての電気がバッテリーに蓄積されるわけではなく、常に10~20%程度のロスがあります。そのロス分を見積もっても、7時間あれば満充電できる計算です。

これなら午前0時以前の帰宅であれば、寝ている間に充電が完了します。翌朝の通勤時には確実に満タンになっているため、日常生活における充電待ち時間は実質ゼロに抑えられます。

これから軽EVを導入する予定のある方は、軽EVの利便性を最大限発揮するためにも充電設備を設置するのがおすすめです。

急速充電:30分の制限あり

急速充電器はバッテリー保護と混雑緩和の観点から、ほとんどの場所で1回の利用時間が「30分」に制限されています。

また、軽EVは車両側の受け入れ性能に限界があります。たとえ出力90kWや150kWの高出力充電器につないだとしても、車両側で制御がかかり30kW前後しか充電されません。

ただし30kWでも、30分であれば約15kWhの充電になります。20kWhのバッテリーを持つ日産サクラやeKクロス EVであれば、つなぎ充電として十分な電力量でしょう。

軽の電気自動車に自宅に充電設備は必要?工事費用相場も確認

軽EVの購入に自宅充電設備は必要かどうか、以下3つの項目で解説します。

  • 自宅充電設備はあったほうが良い
  • 工事費用の相場:4~15万円から
  • 国からの補助金はV2H機器のみ対象

自宅充電設備はあったほうが良い

結論として、軽EVを所有するならば自宅充電設備はなるべく設置しましょう。利便性と充電コストの観点から考えれば、導入はほぼ必須であると考えてください。

自宅充電設備には3kW出力と6kW出力がありますが、軽EVのみの利用であれば3kWで十分です。3kWであれば工事費が安く済む場合も多く、導入のハードルも少し低くなります。

軽EVなら3kWでも一晩で満充電できるため、利便性の面で困ることはありません。

工事費用の相場:4~15万円から

EV用充電設備は、以下4つのタイプに分けられます。それぞれの費用目安も掲載するので、参考にしてください。

タイプ特徴費用目安(本体+工事)おすすめの方
壁付けコンセント最もシンプル。EV付属の充電ケーブルを使用5万〜12万円初期費用を抑えたい方
壁掛け(ケーブル一体型)ケーブル一体型で使いやすい。デザイン性も◎15万〜30万円毎日の使い勝手を重視する方
自立スタンド壁から離れた場所にも設置可能30万〜50万円駐車場が建物から離れている方
V2H機器EVから家庭への給電も可能。災害時に活躍80万〜140万円災害対策・太陽光発電連携を検討中の方

標準的な壁付けコンセントの相場は、機器代込みで「4〜15万円程度」が目安です。高価な設備を使う、壁から設置場所までの位置が離れるなどの要因で、料金は高くなることがあります。

また、持ち家の場合は比較的簡単に設置できますが、集合住宅の場合は管理組合の許可が必要です。集合住宅居住者が軽EVのコンセントを増設したい場合、管理会社や管理組合へ確認することから始めましょう。

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投稿日: 2025/11/29更新日: 2025/11/30

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国からの補助金はV2H機器のみ対象

標準的な壁付けコンセントなどを設置する際は、国からの補助金は受け取れません。補助金は、もっとも高価な「V2H機器」向けのみとなります。

もしV2H機器を導入する際は、機器購入費の1/2(最大50万円)や工事費の一部に対して補助金が支給されます。詳しくは「一般社団法人 次世代自動車振興センター」のサイトをご覧ください。

日産サクラや三菱eKクロス EVなどはV2Hに対応しているため、予算に余裕がある方は検討してみてはいかがでしょうか。

本当に安くなる?ランニングコストをガソリン車と比較

「ガソリン車と比較して、本当にEVはお得なの?」と思う方向けに、ここからは電気代とガソリン代で年間シミュレーションを行い、徹底的に比較していきます。

電気代とガソリン代の年間シミュレーション

まず、軽EVとガソリン軽自動車で、年間の燃料費を比較してみましょう。軽EVは「日産 サクラ」、ガソリン車は一般的な軽自動車を想定して計算します。

それぞれの条件は、以下のとおりです。

  • 月間走行距離:1,000km(年間12,000km)
  • ガソリン単価:150円/L
  • 電気代単価:31円/kWh

ともに試算した結果、以下の表のようになりました。

項目平均的なガソリン軽自動車日産サクラ差額(メリット)
実燃費/電費20 km/L8.5 km/kWh
燃料単価150 円/L31 円/kWh
年間燃料費90,000 円約43,765 円-46,235 円
5年間総額450,000 円約218,825 円-231,175 円

軽EVはガソリン車に比べて、年間で約4.6万円のコスト削減が可能という結果になりました。 5年間乗り続ければ、その差は約23万円にもなります。

よって車両本体価格がガソリン車より高くても、ランニングコストの差で元が取れる可能性はあります。長く乗れば乗るほどお得なのが、EVの1番の強みです。

自宅充電メインでコストは格段に下がる

上記のシミュレーションは、全国家庭電気製品公正取引協議会が公表する平均的な電気代(31円/kWh)で計算しました。ですが、実際の電気料金は契約している電力会社のプランに依存します。

一部電力会社には夜間の電気代が安くなる「夜間料金プラン」があります。そこで、日産サクラを夜間料金プラン(20円/kWh)で充電する場合を考えると、年間費用は以下のようになりました。

20 円/kWh ÷ 8.5 km/kWh × 12,000 km ≒ 28,235円

このように夜間料金を活用すれば、ガソリン代と比較してコストを1/2〜1/4程度まで抑えられます

また、自宅に太陽光パネルを設置している家庭であれば、さらなる節約が可能です。昼間充電した電気をEVに回すことで、充電代をほとんどかけずに移動も夢ではありません。

【2026年最新】軽の電気自動車の導入で使える補助金と減税制度を紹介

軽EVをなるべく安く買うために使える補助金と減税制度を、以下の3つ紹介します。

  • CEV補助金:軽EVは最大58万円
  • 自治体の補助金:居住地により異なる
  • 税制優遇:重量税や自動車税を軽減

CEV補助金:軽EVは最大58万円

経済産業省による「CEV補助金」を軽EVの購入で受け取る場合、その補助額上限は「55万円〜58万円」程度が目安となります。

以下に、2026年度における主な軽EVの補助金額を掲載するので、ぜひご覧ください。

メーカー車種名補助金額(最大)
日産サクラ(SAKURA)574,000円
日産クリッパー EV574,000円
三菱eKクロス EV568,000円
三菱ミニキャブ EV568,000円
ホンダN-VAN e:574,000円
ホンダN-ONE e:574,000円
引用:一般社団法人 次世代自動車振興センター

軽EVは価格の安さから、普通車EVと比較して補助額は低めです。それでも車両価格の約2割〜3割をカバーできるため、購入時は必ず申請しましょう。

ただしCEV補助金には予算枠があるため、もし年度途中で上限に達した場合は申請できません。軽EVの購入を検討している方は、常に最新の状況を「一般社団法人 次世代自動車振興センター」のサイトで確認しましょう。

自治体の補助金:居住地により異なる

国のCEV補助金とは別に、地方自治体もEV向けの補助金を出していることがあります。とくに、東京都などは手厚い制度を設けており、国と合わせると100万円近い支援になることもあります

これらの補助金は、自治体ごとに名称や条件が大きく異なります。詳しくは「一般社団法人 次世代自動車振興センター」のサイトで確認してください。

税制優遇:重量税や自動車税を軽減

軽EVを新車で購入した際には、さまざまな税制優遇を受けられます。たとえば、日産サクラを購入した際の税制優遇は、以下のとおりです。

税制優遇内容
環境性能割非課税
自動車重量税
(エコカー減税)
初回車検:免税
2回目以降:課税(支払額5,000円)
軽自動車税
(グリーン化特例)
1年目:免税
2年目:75%減税(支払額2,700円)
3年目以降:課税(支払額10,800円)

購入時の自動車税と自動車重量税は、どちらもかかりません。また、軽自動車税は1年目免税、購入翌年度のみ75%軽減されます。

これら減税措置は自動的に行われるため、申請の必要はない点も覚えておきましょう。

軽の電気自動車の充電に関するよくある質問

ここからは、軽EVの充電に関するよくある質問と回答を掲載します。

毎日充電するとバッテリーが劣化するって本当?


最近のEVはバッテリー管理システムが優秀なため、過度な心配は不要です。 ただし「満充電」や「0
%」状態で長期間放置
するのは、劣化の原因となることを覚えておきましょう。

家庭用の延長コードを使って充電してもいい?


絶対にやめてください。家庭用の延長コードは高い電流に対応していないため、ショートや火災につながるリスクが高いです。

必ず壁の専用コンセントから、車両付属の専用充電ケーブルを直結してください。延長コードが必要な際は、必ずEV充電専用の製品を用意しましょう。

軽の電気自動車の補助金はいつ振り込まれる?


CEV補助金は、申請から振り込みまで通常3〜4ヶ月程度かかるのが一般的です。審査を経て交付決定されるため、忘れた頃に入金されます。

あくまで「キャッシュバック」のような仕組みであることに注意しましょう。軽EVの購入時には、購入費全額を自力で用意する必要があります。

日産サクラの充電プラグの開け方は?


サクラの場合、ドアロックが解除されている状態で車体右後ろにある充電ポートを手で押すだけで開きます。中にあるキャップのツメをつまんで開け、プラグを差し込んでください。

車体の電源が入ってるときは作動しないので、注意しましょう。

日産サクラの充電は無料でできる?


2026年現在、誰でも使える完全無料の充電スポットは減少しています。かつて無料だった商業施設も、新料金体系への移行が進んでいます。

なるべく安く充電したいのであれば、単価の安い夜間電力プランを活用した自宅充電がもっともおすすめです。

【まとめ】軽の電気自動車の充電は計画的に行おう

軽EVの充電は、慣れてしまえばスマホを充電するのと同じくらい簡単になっています。自宅に専用コンセントを設置して使用すれば、寝ている間に満タンになるため利便性も高いです。

また自宅充電であれば、ガソリン車よりもはるかに経済的です。長い目で見れば、軽EVの購入は非常にお得な買い物だといえるでしょう。

「軽EVに興味があるけど充電が面倒そう」という方は、ぜひ固定概念を捨ててディーラーに試乗に行ってみましょう。自分にぴったりの軽EVが、思わず見つかるかもしれません。

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