【2026年最新】自動運転機能付き軽自動車おすすめ7選!レベル別の違いと選び方を解説

更新日: 2026/6/27投稿日: 2025/5/9

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【2026年最新】自動運転機能付き軽自動車おすすめ7選!レベル別の違いと選び方を解説
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「軽自動車でも自動運転ができるって本当?」「高速道路で楽に走れる軽自動車が欲しい」——そんな疑問やニーズを持つ方は増え続けています。

結論から言えば、2026年現在の軽自動車に搭載されているのは「自動運転」ではなく「運転支援(レベル2)」です。自動運転と運転支援はまったく異なる概念であり、この違いを理解しないまま購入すると「思っていたのと違う」と後悔する原因になりかねません。

この記事では、自動運転レベルの基礎知識から、レベル2の運転支援機能を搭載したおすすめ軽自動車7車種の比較、さらには今後のレベル3搭載の見通しまで、以下の内容を網羅的に解説します。

  • 自動運転レベル0~5の違いと、レベル2・レベル3の間にある決定的な壁
  • LKASとACCを搭載した軽自動車おすすめ7車種の特徴・価格比較
  • 軽自動車に搭載されている6つの運転支援機能の仕組み
  • 運転支援装置を過信してはいけない理由と死亡事故データ
  • 軽自動車のレベル3実現はいつになるのか?今後の展望

自分にぴったりの1台を見つけたい方は、ぜひ最後までお読みください。

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自動車の自動運転とは?レベル2以下とレベル3以上で機能が大きく違う

自動車の自動運転とは?レベル2以下とレベル3以上で機能が大きく違う!

自動運転とは、車両がシステムやAIを利用してドライバーの運転を支援する、あるいはドライバーの代わりに運転を行う技術の総称です。自動運転にはレベル0~5までの6段階があり、数字が大きいほどシステムが運転操作に深く関与します。

このレベル分けはアメリカの非営利団体「SAE International(自動車技術者協会)」によって策定されたもので、日本の国土交通省もこの基準を採用しています。

自動運転レベル0~5の一覧と違い

各レベルの違いを以下の表にまとめました。

レベル名称概要運転の主体
0運転自動化なし一切の自動化が行われていない状態人間
1運転支援アクセル・ブレーキ操作またはハンドル操作のどちらか一方が部分的に自動化された状態人間
2部分運転自動化アクセル・ブレーキ操作およびハンドル操作の両方が部分的に自動化された状態人間
3条件付運転自動化特定の走行環境条件下で、自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態。ただし、緊急時は運転者への引き継ぎ要請ありシステム(緊急時は人間)
4高度運転自動化特定の走行環境条件下で、自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態システム
5完全運転自動化あらゆる状況で自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態システム

レベル2とレベル3の間にある大きな壁

自動運転の世界では、レベル2とレベル3の間に決定的な壁があります。それは「運転の主体が誰か」という点です。

レベル3以上では、特定条件下で自動運行装置がすべての運転操作を行うため、運転者が前方から目を離すこと(アイズオフ)が法的に認められています。つまり、システムが運転している間はスマートフォンの操作や読書なども許されるのです。

一方でレベル2以下はあくまで「運転の主体は人間」であり、システムはドライバーの操作を補助するにとどまります。そのため、レベル2以下の機能を搭載した車は、厳密には「運転支援車」であって「自動運転車」ではありません

レベル2以下の運転支援機能には、たとえば以下のようなものがあります。

  • 衡突を回避するために自動的にブレーキを作動させる機能
  • 車線を維持しながら前方の車に追従して走行する機能
  • 高速道路での分流・合流を支援する機能

軽自動車の自動運転レベルの現状(2026年時点)

2026年現在の市販状況を整理すると、以下のとおりです。

レベル市販状況代表例
レベル2市販化済み(誰でも購入可能)日産 デイズ、ホンダ N-BOXなど多数
レベル3ホンダ LEGEND(世界初)で実現したが限定生産で販売終了海外ではメルセデス・ベンツ Sクラスなど
レベル4バスなどの限定環境での導入にとどまる福井県永平寺町の自動運転サービスなど
レベル5実現時期は未定

以上のことから、現在「自動運転機能付きの軽自動車」として販売されている車は、すべてレベル2の運転支援車です。「完全な自動運転ができる軽自動車」は、現時点ではまだ存在していません。

自動運転レベル2の軽自動車おすすめ7車種【2026年版】

自動運転レベル2の軽自動車のおすすめ7車種

車線維持支援制御装置(LKAS)と定速走行・車間距離制御装置(ACC)の両方を搭載した軽自動車は、レベル2の運転支援に相当します。ここでは、LKASとACCの両方を搭載しているおすすめ7車種を紹介します。

日産 デイズ ハイウェイスター(プロパイロット)

日産デイズ
引用:日産:デイズ [ DAYZ ]

日産 デイズは21種類のカラーラインナップを誇る人気モデルです。LKASとACCを統合した運転支援システム「プロパイロット」に加え、2台前の車両の動きを検知して警告する「インテリジェントFCW(前方衡突予測警報)」を軽自動車として初搭載しています。

プロパイロットには渋滞追従機能が付いており、高速道路の渋滞時もアクセル・ブレーキ操作をシステムが支援してくれるため、長距離運転での疲労を大幅に軽減できます。なお、プロパイロットは「プロパイロットエディション」の名がついたグレードにのみ搭載されているのでご注意ください。

踏み間違い衡突防止アシストは、壁などの障害物に加えて歩行者も検知して衡突を防止します。「自動車安全性能2020年度」において最高評価の「ファイブスター賞」を軽自動車として初めて獲得しており、客観的にも安全性が高く評価された車種です。

項目内容
発売年月2019年3月(その後マイナーチェンジあり)
希望小売価格(税込)約179.9万円~(ハイウェイスターX プロパイロットエディション 2WD)
主な運転支援機能プロパイロット(LKAS+ACC、渋滞追従機能付き)/インテリジェントFCW/踏み間違い衡突防止アシスト(歩行者検知付き)/SOSコール/7個のエアバッグ

関連記事:自動車の自動運転が普及すれば道路の渋滞はなくなるのか?

日産 ルークス ハイウェイスター(プロパイロット)

日産ルークス
引用:日産:ルークス [ ROOX ]

日産 ルークスは軽自動車としてはトップクラスの室内空間の広さを誇ります。広いラゲッジルームとハンズフリーオートスライドドアを備え、荷物の多いファミリー層から高い支持を得ています。

プロパイロットによるLKAS・ACC機能に加え、駐車サポート機能や踏み間違い衡突防止アシスト(歩行者検知対応)など、安全装備が充実。「自動車安全性能2021年度」でも「ファイブスター賞」を獲得しており、デイズに続いて高い安全性能が認められています。

ルークスもデイズ同様、プロパイロットは「プロパイロットエディション」のグレードにのみ搭載です。グレード選択の際はご注意ください。

項目内容
発売年月2020年3月(その後マイナーチェンジあり)
希望小売価格(税込)約204.9万円~(ハイウェイスターX プロパイロットエディション 2WD)
主な運転支援機能プロパイロット(LKAS+ACC、渋滞追従機能付き)/ハンズフリーオートスライドドア/インテリジェントFCW/踏み間違い衡突防止アシスト(歩行者検知付き)/SOSコール/7個のエアバッグ

日産 サクラ

日産サクラ
引用:日産:サクラ [ SAKURA ]

日産 サクラは、日産の軽自動車で初めてのEV(電気自動車)です。モーター駆動ならではの力強い加速性能と圧倒的な静粛性が特徴で、ガソリン車とは一線を画す走行体験を提供します。

運転支援の面では、駐車スペースへの駐車をシステムが自動制御する「プロパイロット パーキング」を日産の軽自動車として唯一搭載(サクラ Gのみ)。ステアリング・アクセル・ブレーキ・シフトチェンジのすべてを自動で行ってくれます。

「自動車安全性能2022年度」でも「ファイブスター賞」を獲得しており、安全性も高く評価されています。

項目内容
発売年月2022年6月(その後マイナーチェンジあり)
希望小売価格(税込)約259.9万円~(サクラ X)
主な運転支援機能プロパイロット(LKAS+ACC、渋滞追従機能付き)/プロパイロット パーキング(Gのみ)/インテリジェントFCW/踏み間違い衡突防止アシスト(歩行者検知付き)/SOSコール/7個のエアバッグ

ホンダ N-BOX(Honda SENSING)

ホンダN-BOX
引用:スタイリング・インテリア|N-BOX

ホンダ N-BOXは、広い室内空間と実用性の高さで国内の軽自動車として販売台数No.1を誇る大人気モデルです。

安全運転支援システム「Honda SENSING」を全グレードに標準装備しており、ホンダの軽自動車の中で最も安全機能が充実しています。特に注目すべきは、駐車時に壁や障害物への低速衡突を自動的に防ぐ「近距離衡突軽減ブレーキ」で、ホンダの軽自動車ではN-BOXのみに搭載されている独自機能です。

ACCは渋滞追従機能付き。歩行者を検知してステアリングを操作し衡突を回避する「歩行者事故低減ステアリング」も備えており、「自動車安全性能2023年度」で「ファイブスター賞」を獲得しています。

項目内容
発売年月2023年10月(3代目・その後マイナーチェンジあり)
希望小売価格(税込)約168.9万円~(N-BOX 2WD)
主な運転支援機能Honda SENSING 全グレード標準装備(LKAS+ACC)/路外逸脱抑制機能/歩行者事故低減ステアリング/近距離衡突軽減ブレーキ/誤発進抑制機能

三菱 eKクロス(マイパイロット)

三菱eKクロス
引用:eKクロス

三菱 eKクロスは、SUVライクな力強いデザインが特徴で、アウトドアやレジャーを楽しみたいドライバーに人気の高い車種です。

「G Premium」「T Premium」グレードには、LKASとACCを統合した「マイパイロット」が標準装備されており、渋滞追従機能も搭載しています。踏み間違い防止アシストは歩行者検知にも対応。さらに、2台前の車両の減速を察知して警告する前方衡突予測警報も備えています。

雪道やぬかるんだ路面での発進を支援する「グリップコントロール」を搭載しているのも、アウトドア志向の方にとって嬉しいポイントです。

項目内容
発売年月2022年9月
希望小売価格(税込)約184.0万円~(G Premium 2WD)
主な運転支援機能マイパイロット(LKAS+ACC、渋滞追従機能付き)/前方衡突予測警報/踏み間違い衡突防止アシスト(歩行者検知付き)/デジタルルームミラー/7個のエアバッグ/グリップコントロール

ダイハツ タント(スマートクルーズパック)

ダイハツタント
引用:【公式】タント

ダイハツ タントは、前ドアと後ドアの間の柱をなくした「センターピラーレス構造」で乗り降りのしやすさを追求した、子育て世代のファミリー向けの軽自動車です。

LKC(ダイハツにおけるLKAS)とACCなどの運転支援機能をまとめた「スマートクルーズパック」を、「タント L」を除くグレードにオプションとして追加可能です。ACCは渋滞にも対応。音声・モニターガイドとハンドル操作で駐車をアシストする「スマートパノラマパーキングアシスト」も別途オプションで取り付けられます。

なお、ダイハツは軽自動車ベースの自動運転の実証実験にも取り組んでおり、タントを使った一般道でのレベル3相当の走行テストを神戸市で実施するなど、将来の技術開発にも積極的です。

項目内容
発売年月2019年7月(4代目・その後マイナーチェンジあり)
希望小売価格(税込)約161.7万円~(X 2WD)
主な運転支援機能LKC・ACCの「スマートクルーズパック」(オプション)/スマートパノラマパーキングアシスト(オプション)/スマートアシスト(衡突被害軽減ブレーキ等)

スズキ ワゴンR ハイブリッド

スズキワゴンR
引用:ワゴンR

スズキ ワゴンRは、1993年の初代登場以来330年以上の歴史を持ち、燃費の良さとコストパフォーマンスで根強い人気を誇る軽自動車の代表格です。

「ワゴンR FX」を除くハイブリッドタイプのグレードに、車線逸脱抑制機能(LKAS)とACCが標準装備されています。ACCは渋滞にも対応しているため、高速道路での長距離移動時にドライバーの疲労を軽減してくれます。

特筆すべきは、運転席前方のダッシュボード上にスピードやナビ情報を表示するヘッドアップディスプレイをオプションで装着できる点です。軽自動車として初めて採用された装備で、視線移動を最小限に抑えた安全な運転を実現します。

項目内容
発売年月2017年2月(6代目・その後マイナーチェンジあり)
希望小売価格(税込)約146.3万円~(HYBRID FX-S 2WD)
主な運転支援機能LKAS+ACC(渋滞対応)/ヘッドアップディスプレイ装着可能(軽自動車初)/誤発進抑制機能・後方誤発進抑制機能

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軽自動車のおすすめ7車種の比較一覧

ここまで紹介した7車種を一覧表で比較します。価格・運転支援システム名・主な特徴をまとめましたので、車種選びの参考にしてください。

車種メーカー価格帯(税込)運転支援システム名主な特徴
デイズ ハイウェイスター日産約179.9万円~プロパイロット軽初のファイブスター賞、歩行者検知機能付き
ルークス ハイウェイスター日産約204.9万円~プロパイロットトップクラスの室内空間、ファミリー向け
サクラ日産約259.9万円~プロパイロット軽自動車初のEV、プロパイロット パーキング搭載
N-BOXホンダ約168.9万円~Honda SENSING国内販売台数No.1、近距離衡突軽減ブレーキ搭載
eKクロス三菱約184.0万円~マイパイロットSUVデザイン、グリップコントロール搭載
タントダイハツ約161.7万円~スマートクルーズパックセンターピラーレス、子育て世代向け
ワゴンR ハイブリッドスズキ約146.3万円~スズキ セーフティ サポート燃費トップクラス、ヘッドアップディスプレイ対応

※搭載機能・価格の情報は2026年4月時点のものです。最新情報は各メーカー公式サイトでご確認ください。

軽自動車に搭載されている6つの運転支援機能を解説

軽自動車に搭載されている6つの運転支援機能例について

現在、国内で市販されている軽自動車の運転支援機能は、普通乗用車と比較してもそん色のないレベルにまで進化しています。特に衡突被害軽減ブレーキは、国産新型車への装備がすでに義務化されており、継続生産車についても2025年12月から義務化が完了しています。

以下では、軽自動車に搭載されている代表的な6つの運転支援機能を解説します。

機能名略称主な役割
衡突被害軽減ブレーキAEBS衡突の危険を検知し自動でブレーキを作動
車線逸脱警報LDW車線からのはみ出しを警報音等で通知
車線維持支援制御装置LKASハンドル操作を自動制御し車線維持を支援
ブラインドスポットモニターBSM死角にいる車両を検知して通知
誤発進抑制機能踏み間違い時の急加速を防止
アダプティブ・クルーズ・コントロールACC車間距離を自動制御し前方車に追従

衡突被害軽減ブレーキ(AEBS)

衡突被害軽減ブレーキ(AEBS:Advanced Emergency Braking System)は、前方を走行する車両や歩行者に衡突する危険性をシステムが判断した際に、自動的にブレーキを作動させるシステムです。

国内基準では、ブレーキ作動の少なくとも0.8秒前に警報を鸣らし、運転者に回避操作を促すことが定められています。近年のモデルでは、夜間の歩行者検知や自転車への対応など、検知精度が年々向上しています。

車線逸脱警報(LDW)

車線逸脱警報(LDW:Lane Departure Warning)は、カメラなどで車線を認識し、車両が車線を逸脱しそうだと判断した場合に警報音やディスプレイ表示で運転者に注意を促す機能です。方向指示器を出している場合など、車線変更が意図的であると判断される状況では作動しません。

一部の車種では、ハンドルを振動させて運転者の注意を喚起するタイプもあります。居眠り運転やわき見運転による事故防止に効果的な機能です。

車線維持支援制御装置(LKAS)

車線維持支援制御装置(LKAS:Lane Keeping Assistant System)は、車線逸脱の危険を検知した際にハンドル操作を自動的に行い、車線内の走行維持を支援する装置です。LDW(車線逸脱警報)と同様の警報機能も兼ね備えています。

LDWが「警告のみ」であるのに対し、LKASは「ステアリング操作による介入」まで行う点が大きな違いです。高速道路での直進走行をシステムが支援してくれるため、長距離運転時の疲労軽減に大きく貢献します。

ブラインドスポットモニター(BSM)

ブラインドスポットモニター(BSM:Blind Spot Monitor)は、ドライバーから死角になりやすい斜め後方に存在する車両をレーダー等で検知し、ドアミラーのLED点灯などで注意を喚起する機能です。

車線変更時のヒヤリハット防止に効果的で、高速道路での合流や車線変更が多い場面で特に重宝します。

誤発進抑制機能

誤発進抑制機能は、停車時や低速走行時に自車付近に障害物があるにもかかわらずアクセルペダルが踏み込まれた場合、急加速を防止する機能です。

特に駐車場で発生しやすいアクセルとブレーキの踏み間違い事故を防止する効果があり、前方だけでなく後方の障害物にも対応する「後方誤発進抑制機能」を備えた車種もあります。高齢ドライバーの安全対策としても注目されている機能です。

アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)

アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC:Adaptive Cruise Control)は、レーダーやカメラで前方車両を検知し、アクセル・ブレーキ操作を自動制御して適切な車間距離を保ちながら前方車に追従する装置です。「クルコン」という略称でも知られています。

前方に車両がいない場合は、運転者が設定した速度で自動走行を継続します。渋滞追従機能付きのモデルでは、前方車が停止するまでシステムが追従制御を行います。

先行車への追突防止に加え、運転者の疲労軽減や上り坂での無意識的な減速による渋滞抑制にも効果があります。ただし、あくまで運転支援装置であり過信は禁物です。高速道路・自動車専用道路での使用が前提の装置であるため、一般道での使用は避けてください

軽自動車の運転支援装置の過信は厳禁

軽自動車の運転支援装置の過信は厳禁

軽自動車にも多くの運転支援装置が搭載されるようになりましたが、これらの装置への過信は厳禁です。自動車メーカー各社は「自動運転システムではありません」と公式に明示しており、あくまで運転者が注意を払って運転することを前提とした「支援装置」です。

現状の装置はあくまで「支援装置」であり自動運転ではない

運転支援装置の目的は、歩行者の見落としやハンドル操作のふらつきといった事故につながるミスを補正したり、長時間の運転による疲労を軽減したりすることです。検知能力や制御能力には限界があり、すべての状況で事故を防げるわけではありません。

運転者は装置を過信することなく、常に前方を注視し続ける必要があります。万が一、運転支援装置の性能の限界によって事故が発生した場合でも、法的責任はあくまで運転者にあります

軽自動車の10万台あたりの死亡事故件数は普通車より多い

運転支援装置が搭載されていても、すべての事故を防ぐことはできません。中古車であれば、そもそも衡突被害軽減ブレーキなどが装備されていない場合もあります。また、自車に装置が付いていても他車に装備されていない場合もあるため、事故は一定の確率で発生するのが現実です。

2024年の日本では2,598件の交通死亡事故が発生し、そのうち615件は軽自動車が第1当事者(最初に交通事故に関与した当事者のうち最も過失の重い者)となっています。

普通乗用車の第1当事者件数は677件で、件数だけ見れば軽自動車の方が少なくなっています。しかし、保有台数で比較すると異なる結果が見えてきます。

区分保有台数(2024年12月)死亡事故件数(2024年)10万台あたりの死亡事故件数
軽乗用車23,504,976台615件2.62件
普通乗用車38,816,540台677件1.74件

10万台あたりで比較すると、軽乗用車は2.62件に対して普通乗用車は1.74件となっており、軽自動車の方が保有台数あたりの死亡事故率が約1.5倍高いことが分かります。これは、軽自動車が普通車よりも車体重量が軽いため、衡突時に弾き飛ばされやすいことが主要因と考えられています。

ただし、このデータが示しているのは軽自動車でも普通車でも事故は一定数発生するという事実であり、「軽自動車は危険だから普通車にすべき」ということではありません。重要なのは、各車種に搭載されている運転支援装置の内容や衡突安全性能を十分に比較検討した上で、「これならば安心して乗車できる」と納得できる車種を選ぶことです。

軽自動車の自動運転はいつレベル3になる?今後の展望

現在のところ、軽自動車にレベル3が搭載される具体的な時期は未定です。しかし、技術の進歩と市場環境の変化によって、将来的な実現の可能性は着実に高まっています。ここでは、レベル3搭載が難しい理由と今後の見通しを整理します。

レベル3のコストが軽自動車の価格帯に合わない

レベル3の自動運転を実現するには、高精度なLiDAR(レーザーセンサー)、複数のカメラ・レーダー、高性能な車載コンピュータなど、レベル2とは比較にならない高価なハードウェアが必要です。

世界初のレベル3市販車であるホンダ LEGENDは約1,100万円、メルセデス・ベンツのDRIVE PILOTはSクラス(約1,700万円~)に搭載されています。軽自動車の価格帯(約140万~260万円)では、現状のレベル3システムのコストを吸収することが極めて困難です。

BYDの軽自動車市場参入が変化をもたらす可能性

中国のEVメーカーBYDは、日本市場向けの小型EV投入を検討しており、自動運転技術を含む先進安全機能を低価格で提供する可能性があります。BYDは自社でバッテリーから半導体まで一貫生産する垂直統合モデルにより、コストを大幅に圧縮できる強みを持っています

もしBYDが軽自動車規格のEVに高度な運転支援機能を搭載して参入すれば、国内メーカーもレベル3搭載を前倒しせざるを得ない競争環境が生まれる可能性があります。

レベル3搭載は2030年前後が目安

半導体の小型化・低コスト化の進展、ソフトウェア制御技術の向上、そして量産効果によるセンサーコストの低下を考慮すると、軽自動車へのレベル3搭載は2030年前後が現実的な目安と考えられています。

ただし、技術的にはレベル3が実現可能でも、法整備やインフラ整備(高精度3Dマップの整備など)も必要であるため、社会実装にはさらに時間がかかる可能性もあります。いずれにせよ、現時点で軽自動車を購入するならレベル2の運転支援機能が充実した車種を選ぶのが最善の選択です。

自動運転機能付き軽自動車に関するよくある質問

軽自動車で自動運転レベル3はいつ実現する?

軽自動車へのレベル3搭載は、2030年前後が目安と考えられています。現状では、レベル3に必要なLiDARや高性能コンピュータのコストが軽自動車の価格帯に見合わないことが最大の課題です。半導体やセンサーのコスト低下が進めば、実現時期が早まる可能性もあります。

日本で一番安全な軽自動車はどれ?

国土交通省の自動車安全性能評価で「ファイブスター賞」を獲得した軽自動車は、日産 デイズ・ルークス・サクラ、ホンダ N-BOXです。いずれも衡突被害軽減ブレーキや歩行者検知機能を備えており、客観的な評価基準において高い安全性能が認められています。

ACC(オートクルーズ)が付いている軽自動車は?

本記事で紹介した7車種(日産 デイズ・ルークス・サクラ、ホンダ N-BOX、三菱 eKクロス、ダイハツ タント、スズキ ワゴンR ハイブリッド)はすべてACCを搭載しています。いずれも渋滞追従機能に対応しており、高速道路での長距離移動時の疲労軽減に役立ちます。

自動運転レベル2の軽自動車でおすすめの車種は?

用途別のおすすめは以下のとおりです。安全性能重視なら日産 デイズまたはホンダ N-BOX、コスパ重視ならスズキ ワゴンR ハイブリッド(約146万円~)、ファミリー用途なら日産 ルークスまたはダイハツ タント、EV(電気自動車)に興味があるなら日産 サクラがおすすめです。

【まとめ】自動運転レベル2の軽自動車はもはや一般的!用途に合わせて最適な車種を選ぼう

【まとめ】自動運転レベル2の軽自動車はもはや一般的!用途や好みに合わせて車種を選ぼう

高速道路・自動車専用道路でのレベル2相当の運転支援は、今や軽自動車でも一般的です。LKAS(車線維持支援)とACC(車間距離制御)の両方を備えた車種は、日産・ホンダ・三菱・ダイハツ・スズキの各メーカーから販売されており、146万円台から選択できます。

車種選びのポイントを改めて整理すると、以下のとおりです。

  • 安全性能重視なら:ファイブスター賞を獲得した日産 デイズ・ルークス・サクラ、ホンダ N-BOX
  • コスパ重視なら:約146万円から購入できるスズキ ワゴンR、約162万円のダイハツ タント
  • ファミリー用途なら:室内が広いルークス、乗り降りしやすいタント
  • アウトドア派なら:SUVデザインでグリップコントロール搭載の三菱 eKクロス
  • EV(電気自動車)に興味があるなら:日産 サクラ

ただし、これらはあくまで「運転支援車」であり、完全な自動運転車ではないという点には十分ご注意ください。運転支援装置の機能と限界を正しく理解した上で、安全運転を心がけましょう

軽自動車の自動運転レベル3搭載は2030年前後と予想されますが、現時点ではレベル2の運転支援が十分に実用的です。自分のライフスタイルや予算に合った1台を見つけて、快適で安全なカーライフを送りましょう。

今後もCarconnectでは、自動運転やEVなどのモビリティに関する最新ニュースと解説を発信していきます。最新情報が気になる方は、ぜひ定期的にチェックしてみてください。

関連記事:自動運転のレベルってなに?それぞれの車種一覧やレベル5の実現可能性について

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