stg-car

ティアフォーとホリバMIRA、自動運転技術に関する協業プロジェクトを開始

更新日: 2025/11/30投稿日: 2025/11/28

リリース
ティアフォーとホリバMIRA、自動運転技術に関する協業プロジェクトを開始

株式会社ティアフォー(本社:東京都品川区)とホリバMIRA社(本社:英国ナニートン市)は、英国および欧州における自動運転技術の開発と実用化を加速させるための協業プロジェクトを開始しました。

本協業を通じて、ホリバMIRAは自社施設およびエンジニアリングの専門知識を提供し、ティアフォーは自動運転技術および車両の展開をめざしています。

本記事では、今回の協業プロジェクトについて解説します。

本協業プロジェクトの概要

引用:PR TIMES

本プロジェクトでは、両社の知識を共有することで、自動運転技術の実用化を加速させることを目的としています。

両社の提供内容

■ティアフォー側
自動運転システム、自動運転レベル4の基準に準拠した電気自動車の小型バス「Minibus 2.0」、各種センサー、運用支援など、ソフトウェアとハードウェアの一式を提供

■ホリバMIRA側
ティアフォーが提供したシステムの安全性評価や法規制・運用要件への適合におけるエンジニアリング支援を行い、現地での自動運転バスの社会実装を促進

本取り組みは数年に渡って実施され、第一弾では、ホリバMIRAが運営する、英国に拠点を置く欧州最大級のモビリティおよびテクノロジー分野の研究開発拠点 「MIRA Tech Park」にあるテストコースを利用して、自動運転バスの実証を開始します。

「MIRA Tech Park」で、数年以内に自動運転レベル4の運用を実現するのが、本プロジェクトの目標です。

株式会社ティアフォーとは

引用:株式会社ティアフォー 公式ホームページ

ティアフォーは、「自動運転の民主化」をビジョンに掲げている企業です。自動運転用オープンソースソフトウェア「Autoware」の開発を主導し、自社製品として「Autoware」を活用したソフトウェアプラットフォームを提供。

これらを基盤として、市場ニーズに応じた自動運転におけるサービスを展開しています。

日本では2023年に全国23ヶ所で自動運転サービスの実証実験を実施しているなど、最終的にレベル4での運転を目指して、積極的な活動を続けている企業です。同社の自動運転システムは、オフロードのダンプトラックや工場内の物流に用いる車両など、幅広い用途に使用されています。

今回、「MIRA Tech Park」を活用した顧客向けデモなどのプロモーション活動を通じて、英国および欧州の自治体、交通事業者、自動車メーカーに向けて、ティアフォーの先進技術および運用知見を広く展開していく予定です。

ホリバMIRA社とは

引用:HORIBA MIRA 公式ホームページ

ホリバMIRAは、英国ナニートン市に本社を構える企業で、先進的な自動車エンジニアリングと自動車開発・試験サービスを提供しています。

英国や欧州では、過去数年間にわたり自動運転車両技術への大規模な投資を行い、安全性が担保された自動運転技術の普及を支援してきました。

最先端の試験施設「MIRA Tech Park」では、車両シミュレーション、機能安全検証、サイバーセキュリティ保証、実環境での試験など、幅広い自動運転プラットフォームに対応した総合的なサービスを展開しています。

両社は今後、「自動運転技術を誰もが利用できるもの」として普及させることを目標としています。

参考:
ティアフォーとホリバMIRA、自動運転技術に関する協業プロジェクトを開始 英国および欧州における技術開発と実用化を加速 – PR TIMES
株式会社ティアフォー 公式ホームページ

関連コラム