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EV充電インフラのテラチャージがシリーズDラウンドで総額204億円を調達

更新日: 2025/9/4投稿日: 2025/8/29

リリース
EV充電インフラのテラチャージがシリーズDラウンドで総額204億円を調達

EV充電インフラを全国に展開するTerra Charge株式会社が、シリーズDラウンドの後半として新たに104億円の資金調達を完了しました。これにより、シリーズDラウンドの全体での累計調達額は、261.4億円に達しています。

Terra Charge株式会社は、EV充電器の予約ができるスマートフォンアプリ「テラチャージ」を始めとして、EV普及のためのソリューションを展開しています。

今回は、Terra Charge株式会社が資金を調達した背景と目的について紹介します。

EV充電器の予約が出来るアプリ「テラチャージ」とは

引用:Terra Charge 公式ホームページ

テラチャージは、EV充電器の検索から充電完了までをワンストップで完了できるスマートフォン用のアプリです。

無料アプリをダウンロードし、利用登録を行うことで、以下のサービスが利用できます。

Terra Chargeの特徴

  • 充電スポットの検索:マップからの検索が可能
  • 充電器の予約:遠方にいても予約をすることで、充電待ちがなくなる
  • 充電器の利用:QRコードなどを用いて、手軽に充電が可能
  • 充電料金の決済:VISA、JCB、アメックスなどの主要クレジットカードに対応

24時間365日対応のコールセンターも完備しており、EVユーザーが安心して充電を行えるサービスを提供しています。

App Storeでのダウンロード:https://apps.apple.com/jp/app/terra-charge/id1639315162
Google Playでのダウンロード:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.terramotors.terracharge

資金調達の背景と目的

引用:PR TIMES

Terra Charge株式会社は、「すべての人とEVにエネルギーを」というミッションのもと、テラチャージアプリの提供だけでなく、企業や自治体などの施設向けにEV充電器の設置や運用を一気通貫で支援している企業です。

2022年4月にEV充電インフラ事業を立ち上げた後、日本国内でのEV充電器の設置数は1.5万口(2025年3月末時点)を突破しています。

現在日本では、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、EVの普及とEVの充電インフラの拡充を行っています。

特にEVの充電のインフラ拡大には力を入れており、経済産業省は「2030年までに30万口」という目標を掲げ、全国的に整備を進めている状態です。

カーボンニュートラルとは?

温室効果ガスの排出量と吸収量を差し引きゼロにした状態。完全に排出をゼロにするのではなく、排出した分と同じ量を吸収・除去することで実質的にゼロにするという考え方。

ただし、経済産業省の「充電インフラ整備促進に関する取組」によると、2024年末時点では6.8万口の設置に留まっています。

そこでTerra Charge株式会社は、EV充電インフラの不足という課題を解決すべく、今回調達した資金を用いて、充電インフラ網の拡大を加速させることを目的としています。

参考:
EV充電インフラのテラチャージ、シリーズDラウンドで総額204億円を調達 – PR TIMES
充電インフラ整備促進に関する取組 – 経済産業省

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