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三洋貿易が中国製のEVバスと自動運転車両の取り扱いを開始

更新日: 2025/3/26投稿日: 2025/3/26

リリース
三洋貿易が中国製のEVバスと自動運転車両の取り扱いを開始

東京都千代田区に本社を構える商社の三洋貿易株式会社は、中国製のEVバス、自動運転車両全7種類の取り扱いを開始しました。

三洋貿易が以前より子どもの置き去り防止センサーの販売や、EV自動車分解部品展示場の運営など、自動車に関わる幅広い商材を取り扱っていました。

自動車製品に関するノウハウと、海外拠点を持つ商社ならではの強みを活かし、開発から納入、納入後のアフターサービスまで一気通貫で支援しています。

この記事では、三洋貿易が新たに取り扱うEVバス、自動運転車両について紹介します。

三洋貿易がEVバスと自動運転車両を取り扱う背景

地球温暖化を防ぎ、環境を保護するための二酸化炭素削減は、世界において深刻な課題です。経済産業省では2030年において、運輸部門の二酸化炭素を2013年比で38%削減する目標を掲げています。(参考:源エネルギー庁

加えて運転手不足を始めとした人手不足の問題も深刻化しているなかで、三洋貿易は、自動車を通じてさまざまな社会課題の解決に取り組んでいます。

三洋貿易が取り扱うEVバス5種類

引用:アルファバスジャパン株式会社

三洋貿易が取り扱うEVバスは、中国江蘇省に本社を構える「アルファバス社」製の5種類です。

車種名特徴
e-City L10路線大型バスタイプ
全長 10.5m
乗車定員 76人
航続距離 240km
e-City L10
モデルチェンジ
路線大型バスタイプ
全長 10.5m
乗車定員 82人
航続距離 330km
※2025年秋発売予定
e-City L9路線中型バスタイプ
全長 8.99m
乗車定員 61人
航続距離 300km
※2025年秋発売予定
e-City L6コミュニティ―バスタイプ
全長 6.09m
乗車定員 29人
航続距離 200km
e-City L6コミュニティ―バスタイプ自動運転バス
全長 6.09m
乗車定員 12人
航続距離 200km
※日本市場にて実績保有

アルファバス社は、中国国内にて長年日本車のディーラー業を営んできた経験から、日本の商習慣と高い品質レベルを理解し、質の高い製品を提供しています。

アルファバス社のEVバスの特徴は、次の通りです。

アルファバス社の特徴

  • 日本語版保守マニュアル完備、自社整備体制の構築をサポート
  • 全国保守パーツ供給網完備、大手運送会社との業務提携により即日発送翌日供給が可能
  • 日本のワンマンバス構造要件へ適合、お客様の要求に応じた完全日本仕様のバスを提供
  • バリアフリー法への対応、最新ワンマン機器搭載可、CHAdeMO2.0準拠

日本語版の保守マニュアルを完備しているなど、日本の市場に向けた商品を展開している点が特徴です。

三洋貿易が取り扱う自動運転車両2種類

自動運転車両は、中国深圳市に本社を構えるWhale Dynamic社の商品を取り扱います。

車種名特徴
WD-II商業施設・リゾート地・ゴルフ場など移動車両
乗車定員 4人
最速40km/hまで走行可能
CityMover街中・公園・観光地など移動車両
乗車定員 14人

Whale Dynamic社は自動運転術による自律走行とインテリジェント交通の適用領域に重点を置いている、スタートアップ企業です。ハンドルのない先進的なデザインのモビリティと自動運転技術を持ち、日本企業のKudan株式会社との間で資本業務提携を結ぶなど、数億円単位の資金調達を得ています。

参考:Whale Dynamicへの総額3-4億円の製品ライセンス販売を含む資本業務提携に向けた基本合意書を締結

これらのEVバス、自動運転車両の提供により、二酸化炭素の削減率の向上や、自動運転による人手不足の解消を目指しています。

参考:
三洋貿易、EVバスと自動運転車両の取り扱い開始

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