沖縄でEV充電器付き駐車場の提供を1月26日より開始
更新日: 2026/2/19投稿日: 2026/1/30
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akippa株式会社(以下、akippa)と株式会社沖縄エネテック、沖縄電力株式会社の3社は、EV充電器を設置した予約制駐車場の貸し出しを2026年1月26日より沖縄県内で開始しました。
本取り組みは、再生可能エネルギーの余剰電力を有効活用する「デマンドレスポンス(DR)」の効果を検証する実証実験の一環です。
※デマンドレスポンス(DR):電力の供給状況に合わせて、消費者が賢く電力を使うよう促す仕組みのこと
本記事では、今回の実証実験の概要と、EVユーザーにとってのメリットについて解説します。
本実証実験の概要と目的

引用:PR TIMES
今回のプロジェクトは、内閣府の「沖縄型クリーンエネルギー導入促進実証事業」に採択されたもので、EV充電を通じたエネルギーマネジメントの検証を目的としています。
沖縄県は車社会でありながら、EVの普及率が全国と比較してまだ低い水準にあります。一方で、島であるため走行距離が比較的短く、本来はEVとの親和性が高い地域です。
本実証では、以下の3社が連携し、駐車場予約サービスと電力供給を組み合わせることで、EV普及の課題である「充電場所の確保」と「再生可能エネルギーの有効活用」の同時解決を目指します。
各社の役割
- akippa株式会社:予約制駐車場の提供、ダイナミックプライシングの運用
- 株式会社沖縄エネテック・沖縄電力株式会社:電力需給調整、実証事業の統括
akippa株式会社とは
akippaは、契約されていない月極駐車場や個人宅の空き地などを、15分単位で貸し借りできる駐車場シェアリングサービスを運営する企業です。
事前予約が可能であるため、ドライバーは「行ってみたら満車だった」というリスクを回避でき、スポーツ観戦や観光地での利用に強みを持っています。今回の実証では、この予約システムに「EV充電」をセットにすることで、確実な充電環境を提供します。
ダイナミックプライシングによる料金変動
本実証の最大の特徴は、電力の需給状況に応じて駐車料金(充電料込み)が変動するダイナミックプライシングを導入している点です。
再生可能エネルギー(太陽光など)の発電量が増え、電力が余りそうな日中の時間帯(9:00~15:00)には、料金を格安に設定します。ユーザーにお得な充電を促すことで、電力の「捨ててしまう余剰」を減らし、効率的なエネルギー消費を誘導できるかを検証します。
実証実験の詳細と利用方法

引用:PR TIMES
実証実験は、那覇市や沖縄市にある計4カ所のアキッパ駐車場で行われます。
実施期間と場所
| 実施機関 | 2026年1月26日(月)~2月22日(日) |
| 設置場所 | 沖縄県内のアキッパ駐車場4カ所(松山駐車場、山内4丁目駐車場など) |
期間中、これらの駐車場を予約したドライバーは、追加料金なしでEV充電を利用できます。
料金プランと検証内容
料金は、通常の「基準料金」に加え、イベント開催時などの「イベント料金」、そして再エネ活用を促す「DR料金」のパターンで変動します。
特に注目すべきは、DR料金適用時の価格設定であり、通常数千円かかる駐車料金が数百円程度まで引き下げられるケースも設定されています。
松山駐車場(那覇中学校前の料金設定
- 基準料金①:平常料金:1日/8,360円、15分/130円
- 基準料金②:平常料金:1日/6,500円、15分/100円
- 基準料金③:平常料金:1日/4,580円、15分/70円
- DR料金(9:00~15:00):平常料金:1日/600円、15分/25円
これにより、「安い時間に充電しよう」という行動変容がどの程度起こるか、またイベント時の高需要期における充電ニーズがどう変化するかをデータとして収集します。
今後の展望とEV社会への貢献
今回の沖縄での実証結果は、将来的に全国でEV充電インフラを整備していく上での重要なモデルケースとなります。
単に充電器を増やすだけでなく、「いつ充電するか」をコントロールすることで、電力網への負担を減らしながら、ユーザーにも経済的なメリットを提供できる可能性があります。
akippaと沖縄電力グループは、この取り組みを通じて、EVがより身近で安心して利用できる環境づくりと、持続可能な脱炭素社会の実現を目指していくとしています。
参考: 再生可能エネルギー活用に向けた実証事業の一環として、EV充電器付き駐車場の提供を1月26日より開始 – PR TIMES
akippa株式会社 公式ホームページ
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