名古屋市で「e-Palette」を活用したオンデマンド移動サービスの実証実験を開始
更新日: 2026/2/19投稿日: 2026/1/29
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Crystal株式会社(以下、Crystal)、ジェイアール東海バス株式会社、およびトヨタ自動車株式会社は、2026年1月26日より、名古屋市内において次世代モビリティ「e-Palette(イーパレット)」を活用したオンデマンド移動サービスの実証実験を開始しました。
本プロジェクトは、愛知県のスタートアップ支援拠点「STATION Ai」を核とし、都市部における新しい移動体験と、持続可能な運行モデルの構築を目指すものです。
本記事では、今回の実証実験の仕組みと、各社の役割について解説します。
本実証実験の概要と目的

引用:PR TIMES
今回の実証実験は、定期的な路線バスとは異なり、利用者の予約に応じて走行ルートを変えるオンデマンド運行の有効性を検証することを目的としています。
名古屋駅や栄地区などの主要スポットと、日本最大級のオープンイノベーション拠点「STATION Ai」を結ぶことで、ビジネス層や地域住民の移動ニーズを掘り起こし、将来的なドライバー不足や高齢者の移動課題の解決につなげる狙いがあります。
Crystal株式会社とは
Crystalは、名古屋を拠点とする自動車関連のMaaS開発企業であり、今回の実証では予約・運行システムの構築を担当しています。
同社は「e-Paletteビジネスコンテスト」で優秀賞を受賞しており、単なる移動手段の提供にとどまらず、データ駆動型の運行オペレーションや、行政・運行事業者と連携した事業モデルの設計に強みを持っています。
次世代モビリティ「e-Palette」とは
使用される車両は、トヨタ自動車が開発した自動運転EV「e-Palette」です。低床で箱型の広々とした室内空間が特徴で、今回は乗客6名+立ち乗り3名の定員で運行されます。
運行オペレーションは地元のプロフェッショナルであるジェイアール東海バスが担い、安全でスムーズな旅客輸送を提供します。
このように、車両(トヨタ)、運行(JR東海バス)、システム(Crystal)と、各分野の専門企業がタッグを組んでいるのが本プロジェクトの大きな特徴です。
実証実験の詳細

引用:PR TIMES
実証実験は、実際に一般の利用者がスマートフォンから予約を行い、乗車体験ができる形で行われます。
運行ルートと利用方法
ルートは固定されておらず、「JR名古屋駅」「STATION Ai」「イオンタウン千種」など設定された6つの乗降場所のうち、予約が入った場所だけを効率的に巡回します。
利用者は専用のWebサイトから乗車場所と行先を指定して予約し、発行されたスマートフォン上のチケットを見せるだけでスムーズに乗車できます。
これにより、乗降客がいないバス停を回る無駄を省き、目的地まで短時間で移動できる「デマンド型交通」の利便性が実証されます。
今後の展望と社会実装に向けて
Crystalは、今回の実証で得られたデータをもとに、従来の定時定路線型バスでは難しかった「効率性」と「利便性」の両立を目指します。
特に、免許返納後の高齢者の移動手段確保や、突発的な疾患による事故リスクの低減など、超高齢化社会における安全な移動インフラとしての可能性を模索していくとしています。
参考:
Crystal株式会社、トヨタ自動車「e-Palette」を活用したオンデマンド移動サービスの実証実験を名古屋市内で実施 – PR TIMES
Crystal株式会社 公式ホームページ
トヨタ e-Palette 公式ページ
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