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EV導入で社員の“疲労感”が軽減。ドライバーの約85%が「疲れにくい」と回答

更新日: 2025/6/5投稿日: 2025/5/31

リリース
EV導入で社員の“疲労感”が軽減。ドライバーの約85%が「疲れにくい」と回答

医薬品の流通を担う社会インフラ企業であるアルフレッサ株式会社は、日常的に電気自動車(以下:EV)を利用するドライバーを対象に、「EV運転による疲労感や勤務満足度の変化」に関するアンケート調査を実施しました。

アンケート結果では、ドライバーの約85%が「疲れにくい」と回答するなど、現場目線でのポジティブな意見が多く見受けられました。

この記事では、アルフレッサ株式会社が実施したアンケートの内容について回答します。

EV導入によるアンケート調査の概要

引用:PR TIMES

調査対象EVドライバー41名(配送・営業など業務利用者)
調査期間2025年4月7日~2025年4月18日
主な調査項目オンラインアンケート
オンラインアンケート運転のしやすさ/疲労感/ストレスレベル/満足度/環境意識の変化 ほか

アンケート調査結果と考察

アンケートの調査結果は、以下のとおりです。

項目評価結果
運転のしやすさ・スムーズさ:平均4.61 (5段階評価)
・ハンドリング:平均4.34
・ブレーキ操作:平均4.20
・車内静粛性:平均4.80
健康・ストレス軽減・約85%が疲労感の低下を実感
・約80%が運転後のストレス軽減を報告
・身体的負担軽減の満足度:平均3.59
環境意識の向上・約7割がEV利用で環境貢献を実感
・環境配慮行動(節電、ゴミの分別など)への意識向上を示した従業員あり
改善希望点と課題・航続距離の延長(17名)
・充電時間の短縮(9名)
・暖房使用時の電池消耗が激しいという指摘あり
業務継続意向・約8割がEV使用の業務継続を歓迎または条件付き歓迎

EVの運転はハンドリングやブレーキ操作なども含めて、スムーズだという評価を得られています。
特に車内の静粛性については、5段階評価で4.8という高い数値を記録しました。

運転環境の向上により、ドライバーの運転における疲労感の低下や、ストレス軽減が実現できています。

アンケートで寄せられた現場の声

ドライバーからは、以下のようなポジティブな声が寄せられました。

「音が静かなので、今までより疲れが少ないように感じた」
「運転は非常に快適。加速がスムーズでストレスが少ない」

EVならではの静音性やスムーズな加速が、身体・精神的な負担を減らしていると考えられます。

一方で現場の声からは、以下のような課題も生まれています。

「冬場の暖房使用でバッテリーの減りが早く、走行距離が読めない」
「気温により走行距離が大きく変動し、長距離移動は不安」

アンケートでも「充電設備を増やしてほしい」「航続距離を伸ばしてほしい」という意見が多く寄せられていたため、EV充電インフラの拡充や、車両性能の向上が課題として残る結果となりました。

今後の展望

EVの導入は、企業の脱酸素化の取り組みとして、経営層から注目を集めています。
加えて従業員目線では、働きやすさやストレス軽減に効果があるということが明確になりました。

経営層が現場と連携し、脱酸素化に向けてEVを導入することで、職場全体の働きやすさや環境意識が向上することが考えられます。

アルフレッサ株式会社では、現場の声を継続的に反映しながら、会社全体として持続的な社会への貢献を進めていくと発表しています。

参考:
EV導入で社員の“疲労感”が軽減 ドライバーの約85%が「疲れにくい」と回答し働きやすい環境づくりに貢献 – PR TIMES

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