プラグインハイブリッド(PHEV)とは?HV/EVとの違いを一覧比較!「充電しないとダメ?」の疑問からメリット・デメリット、おすすめ車種まで徹底解説
更新日: 2026/2/21投稿日: 2025/10/31
EV
電気自動車(EV)への関心が急速に高まる中、「プラグインハイブリッド(PHEV)」という言葉を目にする機会が増えています。
しかし「PHEVって何の略?」「普通のハイブリッド車(HEV)やEVと何が違うの?」「充電しないとダメなの?」といった疑問を持つ方は少なくありません。さらに、自分のライフスタイルにはPHEV・HEV・EVのどれが合っているのかを判断するのも難しいですよね。
そこでこの記事ではPHEVについて、初心者の方にもわかりやすく徹底解説します。
- PHEVの意味・読み方・仕組みとHEV/EVとの違い
- PHEVのメリット5選・デメリットと後悔しないための注意点
- 【2025年最新】PHEVの国産車種一覧と充電方法・費用
この記事を読めば、PHEVの購入を検討するうえで知っておくべき情報がすべて手に入ります。
プラグインハイブリッド (PHEV)とは? 仕様や他カテゴリーとの違いを解説

まずPHEVがどのような車なのか、基本的な仕様や他の自動車カテゴリーとの違いについて解説します。
プラグインハイブリッド (PHEV)の仕様
PHEVは「Plug-in Hybrid Electric Vehicle(プラグイン・ハイブリッド・エレクトリック・ビークル)」の略称で、読み方は「ピーエイチイーブイ」です。なお、メーカーによっては「PHV(Plug-in Hybrid Vehicle)」と表記する場合もありますが、指している車は同じです(以前のトヨタ「プリウスPHV」など)。
PHEVは、電気とガソリンの両方で走れるハイブリッド車(HEV)に、外部から充電できる機能を加えた自動車です。つまり「PHEVはHEVの一種」であり、その名のとおり「プラグイン=プラグを挿して充電できる」ハイブリッド車を意味します。
大容量のバッテリー(10〜30kWh程度)と高出力モーターを搭載しており、EVのように電気だけで走行できる点が最大の特徴です。日常の買い物や通勤など、近距離の移動であれば電気のみで走行でき、ガソリン代を大幅に節約できます。
またバッテリー残量が少なくなったり、高速道路での合流のように力強い加速が必要な場面では、自動的にエンジンが始動します。エンジンとモーターを併用して走るため、ガソリン車と同様の感覚で長距離移動も可能です。さらに多くのPHEVでは、走行モードを手動で切り替える機能も搭載されており、「街中ではEV走行、高速道路ではハイブリッド走行」といった使い分けもできます。
つまりPHEVは、充電切れによる走行不能の心配がなく、EVとHEVの「良いとこ取り」をしたシステムと言えるでしょう。
PHEVとHEVの違い
PHEVとHEV(ハイブリッド)のもっとも大きな違いは「外部電源から充電できるかどうか」という点です。この違いが使い勝手やランニングコストに大きな差を生みます。
HEVは1kWh前後の小型バッテリーを搭載し、走行中に「回生ブレーキ」で発電して充電を行います。外部電源からの充電機能はなく、あくまでエンジン走行の補助としてモーターを使う設計です。 一方、PHEVは自宅のコンセントや充電スポットなど、外部設備から直接充電が可能です。バッテリー容量もHEVの約10〜30倍(10〜30kWh程度)と大きく、電気だけで50〜100km程度の距離を走行できます。
| 比較項目 | PHEV | HEV |
|---|---|---|
| 外部充電 | 可能 | 不可 |
| バッテリー容量 | 10〜30kWh程度 | 1kWh前後 |
| EV走行距離 | 50〜100km程度 | 数km程度 |
| 主な動力源 | モーター中心(電気優先) | エンジン中心(モーター補助) |
| ガソリン給油 | 必要(ただし頻度は大幅に少ない) | 必要 |
わかりやすくたとえるなら、HEVは「モーターアシスト付きのガソリン車」、PHEVは「エンジン付きの電気自動車」です。PHEVはEV走行を前提とした設計で、日常使いの大半を電気でまかなえる点がHEVとの決定的な違いとなっています。
PHEVとEVの違い
PHEVとEV(電気自動車)の最大の違いは「ガソリンエンジンを搭載しているかどうか」です。この違いにより、航続距離や充電・燃料補給の方法が根本的に異なります。
EVの動力源はモーターのみです。走行可能な距離はバッテリー容量に完全に依存しており、充電が切れると走行不能になるため、事前の充電計画が欠かせません。 一方、PHEVはモーターとエンジンの両方を搭載。バッテリーが切れてもガソリンで走り続けられるため、EVのような「電欠」の不安がありません。さらに、エンジンで発電してバッテリーに充電しながらモーター走行を続けることも可能です。
| 比較項目 | PHEV | EV(BEV) |
|---|---|---|
| エンジン | 搭載あり | なし |
| 充電切れ時 | ガソリンで走行継続可能 | 走行不能 |
| 航続距離 | ガソリン併用で長距離可能 | バッテリー容量に依存 |
| 普通充電の所要時間 | 短い(バッテリーが小さいため) | 長い(大容量バッテリー) |
| 構造 | 複雑(エンジン+モーター) | シンプル(モーターのみ) |
| 災害時の電源活用 | ガソリンで発電し長時間給電可能 | バッテリー残量に依存 |
また見落とされがちなメリットとして、PHEVはEVに比べて充電時間が短い点も挙げられます。PHEVのバッテリー容量はEVより小さいため、同じ出力の普通充電器を使った場合、満充電までの時間が大幅に短縮。
ただし、エンジンとモーターの両方を積んでいる分、PHEVは構造が複雑です。車種によりますが、定期的なメンテナンスコストはPHEVのほうが高くなる可能性がある点は理解しておきましょう。
PHEVのメリット5選

PHEVの代表的なメリットは、以下の5つです。
- 電気だけで走れるのでガソリン代を節約できる
- EVなのでスムーズかつ静かに走行できる
- 充電切れでもガソリンで走れる
- 外部給電機能でアウトドアや災害時に活躍する
- 国の補助金や税制優遇を受けられる
1. 電気だけで走れるのでガソリン代を節約できる
PHEVは、通勤や買い物など比較的短距離の走行であれば、ガソリンをほとんど使わずに運用できます。電気代はガソリン代に比べて単価が安いため、EV走行の比率を高めるほど走行コストを大幅に削減できます。
たとえば、月間走行距離1,000kmの場合で比較すると、およそのコストは以下のとおりです。電力料金単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安の31円/kWh、ガソリン価格は170円/Lとして計算しています。
| 比較対象 | 条件 | 月額コスト |
|---|---|---|
| ガソリン車 | 燃費15km/L・ガソリン170円/L | 約11,300円 |
| PHEV(電気のみ) | 電費4.59km/kWh・電気31円/kWh | 約6,600円 |
この場合、月々約4,700円、年間で約56,400円の燃料費を節約できる計算です。ガソリン価格が高騰する局面では、この差はさらに広がります。
2. EVなのでスムーズかつ静かに走行できる
PHEVがモーターのみで走行している際は、エンジン特有の振動や騒音が一切ありません。アクセルを踏んだ瞬間からスムーズに加速できるため、ガソリン車とはまったく異なる走行体験が得られます。
実際に、レクサス東京が実施したPHEVオーナー向けアンケート(2024年2月実施)では、PHEVを契約した決め手として「乗りごこち・快適性」が最も多く挙げられています。静粛性の高さは、カタログスペック以上にオーナーの満足度に直結する要素と言えるでしょう。
モーターのみで走行するメリット3選
- 車内での音楽や会話をクリアに楽しめる
- 早朝や深夜の住宅街でも騒音を気にせず走行できる
- 信号待ちからの発進や交差点への合流がストレスなく行える
最新のPHEVでは、エンジンが始動する際の切り替えも非常に自然に設計されています。振動や音の変化を感じにくく、深夜でも安心して車を出し入れできる点も見逃せないメリットです。
3. 充電切れでもガソリンで走れる
PHEVは、充電が切れてもガソリンエンジンで走行を続けられます。バッテリー残量がなくなると自動的にハイブリッド走行に切り替わるため、ガソリンが入っている限り安心です。
EVの場合、長距離ドライブでは途中で充電スポットを探す手間と待ち時間が発生します。しかしPHEVなら、ガソリンスタンドで数分の給油を行うだけで走行を再開できるため、ガソリン車と同じ感覚でドライブが可能です。
とくに、充電インフラがまだ十分でない地域に住んでいる方や、長距離移動が多い方にとって、この「電欠の心配がない」というメリットは大きなポイントとなります。レクサス東京のオーナーアンケートでも、PHEVオーナーの約6割が「外部充電スポットは使ったことがない」と回答しており、自宅充電だけで日常の走行を十分にまかなえていることがうかがえます。
4. 外部給電機能でアウトドアや災害時に活躍する
多くのPHEVには、バッテリーに蓄えた電力を外部に取り出せる「外部給電機能」が搭載されています。2025年現在の主流は、以下の2種類です。
| 機能名 | 概要 | 活用シーン |
|---|---|---|
| V2H(Vehicle to Home) | 専用機器を介して車の電力を家庭に供給 | 停電・災害時の非常用電源 |
| V2L(Vehicle to Load) | 車内コンセントから家電を直接利用 | キャンプ・アウトドア・車中泊 |
V2Hを使えば、災害などで停電が発生した際にPHEVのバッテリーを家庭用の非常用電源として活用できます。
東京都環境局の「家庭の省エネハンドブック」によると、一般的な戸建て4人家族の1日の平均消費電力は約14.7kWhです。たとえば22.7kWhのバッテリーを持つ三菱アウトランダーPHEVなら、約1.5日分の家庭の電力をカバーできる計算になります。
ここでPHEVならではの強みがあります。EVも同様に蓄電池として使えますが、PHEVはガソリンさえあればエンジンで発電を続けられるため、バッテリー残量に依存せず長時間の給電が可能です。長期の停電が発生した場合、この差は非常に大きくなります。ただし、エンジン稼働時は排気ガスと騒音が発生するため、周囲への配慮が必要です。
またV2Lがあれば、アウトドアシーンで炊飯器や電気ケトル、プロジェクターなど1,500Wまでの家電が利用可能です。レジャーの楽しみ方が大きく広がるでしょう。
5. 国の補助金や税制優遇を受けられる
PHEVは環境性能に優れた車両として、国や自治体から手厚い購入支援を受けられます。2025年度の国によるPHEV向けCEV補助金の上限額は最大60万円です。さらに自治体の補助金との併用も可能なため、お住まいの地域によってはさらに大きな支援を受けられます。
「三菱アウトランダーPHEV」を東京都で購入する場合を例に、利用できる補助金・税制優遇をまとめました。
| 導入支援の種類 | 内容 |
|---|---|
| CEV補助金(政府) | 最大58万円 |
| ZEV導入促進補助金(東京都) | 最大75万円 |
| 自動車重量税 | 37,500円(登録初年度) |
| 自動車税 | 39,800円(東京都で4月登録の場合) |
| 環境性能割 | 非課税 |
国と東京都の補助金を合計すると最大133万円の支援を受けられるため、HEVやガソリン車との価格差を大幅に縮めることが可能です。
補助金や税制優遇は年度・車種・導入する機能によって変動します。最新の情報は「一般社団法人 次世代自動車振興センター」をご確認ください。
プラグインハイブリッド(PHEV)のデメリット・後悔しないための注意点

多くのメリットがあるPHEVですが、購入後に後悔しないために押さえておくべきデメリットも存在します。以下の3つの注意点を事前に理解しておきましょう。
- 車両価格が比較的高め
- 充電の手間と設備の必要性
- 電気のみで走っているとガソリンが劣化する
1. 車両価格が比較的高め
PHEVは同モデルのガソリン車やHEVと比較して、車両本体価格が高めに設定されています。これは、大容量の駆動用バッテリーや高出力モーターなど、高価な部品を多数搭載しているためです。特にPHEVのバッテリー容量はHEVの10〜30倍にもなるため、この差が価格に直結しています。
たとえば「トヨタ ハリアー」の場合、2025年10月現在の価格差は以下のとおりです。
| グレード | 価格(税込) | PHEVとの価格差 |
|---|---|---|
| ガソリン車(Sグレード・2WD) | 3,128,000円 | 約307万円 |
| HEV(Z Leather Package・2WD) | 最大5,148,000円 | 約105万円 |
| PHEV(Zグレード・E-Four) | 6,200,000円 | ― |
PHEVには補助金や税制優遇が適用されるため初期費用の負担はある程度軽減されますが、ガソリン代の節約分だけで車両価格の差額を回収するには、かなりの長期間・長距離の走行が必要です。車両価格だけでなく、補助金・減税・燃料費の節約額を総合的に計算したうえで検討しましょう。
2. 充電の手間と設備の必要性
PHEVの経済的メリットを最大限に引き出すためには、自宅に充電環境を整備することがほぼ必須です。
自宅に充電設備がない場合、毎回外出先の充電スポットを利用することになります。すると手間がかかるうえに充電料金も割高になるケースが多く、PHEVの利便性や経済性が大きく損なわれます。
充電設備にはさまざまなタイプがあり、初期設置費用の目安は以下のとおりです。
自宅充電設備の設置費用相場
- 壁付けコンセントタイプ:4~12万円程度
- 壁掛けタイプ(6kWなど高出力):20万円以上
- 自立スタンドタイプ:20万円前後
- V2H機器タイプ:50万円以上
また、マンションなど集合住宅にお住まいの場合は、管理組合の承認が必要になります。共用部への設置となるため合意形成が難航するケースも多く、集合住宅では充電環境の確保が購入の大きなハードルになりえます。購入前に、お住まいの環境で充電が可能かどうかを必ず確認しましょう。
3. 電気のみで走っているとガソリンが劣化する
PHEVは近隣の移動であれば電気のみで走行できるため、普段使いではガソリンをほとんど消費しないというケースが起こりえます。ガソリンは一般的に半年程度で劣化が始まると言われており、長期間未使用の状態が続くと注意が必要です。
長期間ガソリンを消費しない状態が続くと、燃料タンク内のガソリンが酸化して劣化し、エンジンの始動不良や性能低下を引き起こすリスクがあります。
この問題に対応するため、多くのPHEVには「燃料劣化防止機能」が搭載されています。タンク内のガソリンが一定期間以上消費されない場合にメーターで警告を表示し、それでも消費されなければバッテリー残量があっても強制的にエンジンを始動させる仕組みです。過剰に心配する必要はありませんが、月に1〜2回は意識的にハイブリッド走行を行ったり、給油日をメモしておくことでリスクを回避できます。
【最重要】プラグインハイブリッド(PHEV)は充電しなくても走れる?効率的な乗り方とは

結論として、PHEVは充電をまったくしなくてもガソリンだけで走行可能です。
PHEVはバッテリー残量がなくなると、自動的に通常のHEVとして動作します。エンジンを動力源としつつ、減速時のエネルギーを回生してバッテリーに蓄え、発進や加速時にモーターでアシストする仕組みです。
ガソリン車よりも燃費性能は高いですが、この使い方ではPHEV最大のメリットである「電気による安価で静かな走行」をまったく活かせません。さらに、PHEVはエンジンとバッテリーの両方を搭載して車両重量が重いため、充電せずにハイブリッド走行だけを行うと、同モデルのHEVより燃費が悪くなる傾向があります。
PHEVのメリットを最大化する乗り方
PHEVの性能を最大限に活かすポイントは、「いかにEV走行の距離を長くするか」に尽きます。そのために押さえておきたいポイントは以下の3つです。
- 自宅でこまめに充電する:帰宅後にプラグを接続するだけ。夜間電力を利用すればさらに経済的
- 日常の近距離移動はEVモードで走行する:片道10〜50km程度の通勤・買い物であれば電気だけで十分
- 長距離ドライブでは走行モードを使い分ける:高速道路ではエンジン走行に切り替え、街中に入ったらEVモードに戻すなど、状況に応じた効率的な運用を心がける
充電せずに乗り続けるのは、高いお金を払って手に入れたPHEVの能力を眠らせている「非常にもったいない使い方」です。こまめな充電習慣がPHEVの経済性と快適性を最大限引き出す鍵となります。
PHEVの車種一覧|国産車を一挙紹介

現在、日本国内で購入可能な国産PHEVをメーカー別に紹介します。
- トヨタ(TOYOTA)
- レクサス(LEXUS)
- マツダ(MAZDA)
- 三菱(MITSUBISHI)
トヨタ(TOYOTA)
プリウス

1997年に世界初の量産ハイブリッド車として誕生した「プリウス」のPHEVモデルです。EV走行距離87kmと優れた電費性能を両立し、日常の通勤・買い物をほぼ電気だけでカバーできます。
ハイブリッド走行時の燃費も26.0km/Lと極めて高く、ランニングコストを重視する方に最適。Zグレードではソーラーパネルによるオプション充電(ソーラー充電システム)も選択可能です。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 発売日 | 2025年7月1日(一部改良) |
| 車体価格 | 3,847,300円(税込)~ |
| 一充電消費電力量 | 11.63kWh |
| EV走行換算距離 | 87km |
| 燃料タンク容量 | 40L |
| ハイブリッド走行時燃費 | 26.0km/L(WLTCモード) |
RAV4

力強いSUVスタイルとPHEVの経済性を両立したモデルです。EV走行距離95kmは国産PHEVの中でもトップクラスで、アウトドア好きのファミリーに人気があります。E-Four(電気式4WD)による安定した走行性能も魅力です。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 発売日 | 2025年1月6日(一部改良) |
| 車体価格 | 5,661,700円(税込)~ |
| 一充電消費電力量 | 14.81kWh |
| EV走行換算距離 | 95km |
| 燃料タンク容量 | 55L |
| ハイブリッド走行時燃費 | 22.2km/L(WLTCモード) |
ハリアー

都市型SUVの先駆者として高い人気を誇るハリアーのPHEVモデルです。上質なインテリアと静粛性に定評があり、EV走行距離93km・ハイブリッド燃費20.5km/Lと環境性能も高水準。通勤からレジャーまで幅広くこなせる万能な1台です。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 発売日 | 2025年6月11日(一部改良) |
| 車体価格 | 5,470,300円(税込)~ |
| 一充電消費電力量 | 14.91kWh |
| EV走行換算距離 | 93km |
| 燃料タンク容量 | 55L |
| ハイブリッド走行時燃費 | 20.5km/L(WLTCモード) |
クラウンスポーツ

クラウンの名を冠するスポーティSUVです。システム最高出力306PSの力強い走りとEV走行距離90kmの環境性能を高次元で両立。走りの質にこだわるドライバーに向けたプレミアムモデルとなっています。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 発売日 | 2025年7月30日(一部改良) |
| 車体価格 | 7,650,000円(税込)~ |
| 一充電消費電力量 | 14.85kWh |
| EV走行換算距離 | 90km |
| 燃料タンク容量 | 55L |
| ハイブリッド走行時燃費 | 20.3km/L(WLTCモード) |
アルファード

日本初のミニバンPHEVとして2025年1月に登場した注目モデルです。大空間ミニバンの快適性はそのままに、EV走行時の圧倒的な静粛性が加わりました。ファミリーでの長距離移動や送迎用途に最適です。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 発売日 | 2025年1月31日 |
| 車体価格 | 10,650,000円(税込)~ |
| 一充電消費電力量 | 15.26kWh |
| EV走行換算距離 | 73km |
| 燃料タンク容量 | 47L |
| ハイブリッド走行時燃費 | 16.7km/L(WLTCモード) |
ヴェルファイア

アルファードの兄弟車で、よりスポーティで力強いデザインが特徴です。PHEVとしてのスペックはアルファードと共通ですが、専用のエクステリア・インテリアデザインにより差別化されています。迫力のある外観を求めるユーザーにおすすめです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 発売日 | 2025年1月31日 |
| 車体価格 | 10,850,000円(税込)~ |
| 一充電消費電力量 | 15.26kWh |
| EV走行換算距離 | 73km |
| 燃料タンク容量 | 47L |
| ハイブリッド走行時燃費 | 16.7km/L(WLTCモード) |
センチュリー

トヨタの最高峰ブランド「センチュリー」のSUVタイプPHEVモデルです。3.5L V6エンジン+モーターによる圧倒的な動力性能と、日本の美意識を随所に散りばめた品格ある佇まいが特徴。まさに「別格」の1台です。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 発売日 | 2025年6月23日(一部改良) |
| 車体価格 | 27,000,000円(税込)~ |
| 一充電消費電力量 | 18.1kWh |
| EV走行換算距離 | 69km |
| 燃料タンク容量 | 55L |
| ハイブリッド走行時燃費 | 14.2km/L(WLTCモード) |
レクサス(LEXUS)
NX450h+

レクサスで初めてPHEVが採用されたモデルです。EV走行距離87kmとレクサスならではの上質な乗り心地を両立。ナビゲーションから取得した運転履歴や道路状況をもとに、燃費効率が良い走行モードに自動で切り替える「先読みエコドライブ」機能も搭載されています。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 発売日 | 2024年2月29日(一部改良) |
| 車体価格 | 7,495,000円(税込)~ |
| 一充電消費電力量 | 15.03kWh~ |
| EV走行換算距離 | 87km |
| 燃料タンク容量 | 55L |
| ハイブリッド走行時燃費 | 19.6km/L(WLTCモード) |
RX450h+

レクサスのミッドサイズSUV「RX」のPHEVモデルです。約612L(後席後方)の大容量ラゲージルームが設けられており、荷物が多くなりがちなゴルフやアウトドアでも活躍します。EV走行距離83km、ハイブリッド燃費18.5km/Lとプレミアムセグメントで優れた環境性能を誇ります。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 発売日 | 2025年2月27日(一部改良) |
| 車体価格 | 8,870,000円(税込)~ |
| 一充電消費電力量 | 14.69kWh |
| EV走行換算距離 | 83km |
| 燃料タンク容量 | 55L |
| ハイブリッド走行時燃費 | 18.5km/L(WLTCモード) |
マツダ(MAZDA)
CX-60

マツダ初のPHEVモデルとして登場した、走りにこだわるSUVです。直列4気筒2.5Lエンジン+モーターのPHEVシステムを搭載し、FRベースの駆動レイアウトによるマツダらしい「人馬一体」の走行感覚を電動化時代でも実現しています。急速充電とV2Hにも対応。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 発売日 | 2025年2月21日(一部改良) |
| 車体価格 | 5,700,200円(税込)~ |
| 一充電消費電力量 | 17.1kWh |
| EV走行換算距離 | 71km |
| 燃料タンク容量 | 50L |
| ハイブリッド走行時燃費 | 14.3km/L(WLTCモード) |
CX-80

CX-60のロングボディ版となる3列シートSUVです。燃料タンク容量70Lの大容量タンクを備えており、PHEVでありながら長距離移動時の給油頻度を抑えられます。多人数乗車が必要なファミリーや、大きな荷物を積む機会が多い方に最適です。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 発売日 | 2024年10月10日 |
| 車体価格 | 6,391,000円(税込)~ |
| 一充電消費電力量 | 17.1kWh |
| EV走行換算距離 | 67km |
| 燃料タンク容量 | 70L |
| ハイブリッド走行時燃費 | 12.9km/L(WLTCモード) |
MX-30 Rotary-EV

マツダの象徴であるロータリーエンジンを発電用に搭載した、唯一無二のシリーズ式PHEVです。エンジンは発電専用で、駆動はモーターのみが担当します。EV走行距離107kmは国産PHEVでトップクラスを誇り、日常のほぼすべてを電気だけでまかなえます。
コンパクトSUVでありながら、クーペライクなデザインと観音開きのドアが個性を演出。急速充電とV2Hにも対応。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 発売日 | 2024年10月31日(一部改良) |
| 車体価格 | 4,356,000円(税込)~ |
| 一充電消費電力量 | 17.13kWh |
| EV走行換算距離 | 107km |
| 燃料タンク容量 | 50L |
| ハイブリッド走行時燃費 | 15.4km/L(WLTCモード) |
三菱(MITSUBISHI)
アウトランダー

国産PHEVのパイオニアとして世界60カ国以上で販売される三菱の主力モデルです。2024年10月の大幅改良でバッテリー容量が20kWhから22.7kWhへ増加し、EV走行距離は102kmと大幅に伸長。急速充電の受入能力向上により充電時間も短縮されました。3列シート7人乗り仕様も選べ、V2H対応で災害時の非常用電源としても頼れる1台です。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 発売日 | 2025年9月4日(一部改良) |
| 車体価格 | 5,294,300円(税込)~ |
| 一充電消費電力量 | 23.22kWh |
| EV走行換算距離 | 102km |
| 燃料タンク容量 | 53L |
| ハイブリッド走行時燃費 | 17.2km/L(WLTCモード) |
エクリプスクロス

アウトランダーよりもコンパクトなボディで取り回しの良いPHEV SUVです。車体価格は約409万円〜と国産PHEV SUVの中では比較的手が届きやすい価格設定。EV走行距離57kmで日常の近距離移動には十分対応でき、PHEV入門モデルとしても魅力的な1台です。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 発売日 | 2023年12月7日(一部改良) |
| 車体価格 | 4,094,200円(税込)~ |
| 一充電消費電力量 | 12.29kWh |
| EV走行換算距離 | 57km |
| 燃料タンク容量 | 43L |
| ハイブリッド走行時燃費 | 16.4km/L(WLTCモード) |
PHEVの充電方法とかかる費用

PHEVの充電方法は、主に「自宅充電」と「外出先の充電スポット」の2つです。それぞれの方法と費用について見ていきましょう。
方法1. 自宅充電
自宅での充電は、PHEVの運用における基本かつもっとも経済的な方法です。外部の充電スポットよりも電気代が安く、好きな時間に充電できる利便性があります。充電方法も簡単で、自宅に設置した充電設備にコンセントを接続するだけです。
充電設備の初期設置費用の目安は以下のとおりです。なお、自宅の配線が200V電圧に対応していない場合は、別途切り替え工事費が発生する可能性もあります。
自宅充電設備の設置費用相場
- 壁付けコンセントタイプ:4~12万円程度
- 壁掛けタイプ(6kWなど高出力):20万円以上
- 自立スタンドタイプ:20万円前後
- V2H機器タイプ:50万円以上
実際の充電コストを「三菱アウトランダー PHEV」の22.7kWhバッテリーを例に計算してみましょう。
| 充電条件 | 計算式 | 1回あたりの充電費用 |
|---|---|---|
| 通常料金(31円/kWh) | 22.7kWh × 31円 | 約703円 |
| 夜間料金(20円/kWh) | 22.7kWh × 20円 | 約454円 |
夜間の安い電力プランを活用すれば、1回の満充電が約454円で済みます。アウトランダーのEV走行距離は102kmなので、1kmあたりの電気代はわずか約4.5円です。
なお、上記は理論値であり、実際には10~20%ほどの充電ロスが発生する点を考慮しておきましょう。
方法2. 各地の充電スポット
外出先では、ディーラーや商業施設、高速道路のSA/PAなどに設置された公共の充電スポットを利用できます。通常、利用する際は充電カードが必要です。充電器は「普通充電器」と「急速充電器」の2種類があります。
| 充電器の種類 | 特徴 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 普通充電器 | 充電速度は自宅と同程度 | 買い物・宿泊など長時間停車時 |
| 急速充電器 | 短時間で充電可能 | 高速道路SA/PAでの立ち寄り時 |
充電スポットの利用料金は、充電サービスプランに加入しているか否かで大きく変動します。たとえば日産が提供している「ZESP3」の料金体系は以下のとおりです。
| プラン名 | プレミアム100 | プレミアム200 | プレミアム400 | シンプル |
|---|---|---|---|---|
| 月額基本料金 | 4,400円(税込) | 6,600円(税込) | 11,000円(税込) | 1,100円(税込) |
| プランに含まれる 充電分数 | 急速充電:100分 普通充電:600分 | 急速充電:200分 普通充電:600分 | 急速充電:400分 普通充電:600分 | 従量課金 |
| プラン以上に 充電する場合 | 急速充電:44円(税込)/分 普通充電:3.3円(税込)/分 | 急速充電:38.5円(税込)/分 普通充電:3.3円(税込)/分 | 急速充電:33円(税込)/分 普通充電:3.3円(税込)/分 | 急速充電:99円(税込)/分 普通充電:3.3円(税込)/分 |
プラン未加入でもビジター料金で利用は可能ですが、外部充電を日常的に利用する方はプランに加入したほうが確実にお得です。充電料金について詳しくは、以下の記事もあわせてご覧ください。
なお、各地には無料で利用できる充電スポットも一部存在しますが、近年は減少傾向にあります。
PHEVに関するよくある質問

PHEVに関して、よく寄せられる質問とその回答をまとめました。
PHEVが「不便」と感じるかどうかは、ユーザーのライフスタイルや充電環境に大きく左右されます。
不便と感じやすい主なポイントは、以下の3つです。
・自宅に帰るたびに充電ケーブルを接続する手間がある
・集合住宅では充電設備の設置ハードルが高い
・外出先で充電スポットを確保する必要がある
ただし、実際にはPHEVオーナーの約6割が「外部充電スポットは使ったことがない」というアンケート結果もあり、自宅充電さえ確保できれば不便さはほとんど感じないケースが多いようです。結論として、自宅に充電設備を確保でき、日々の走行距離がEV航続距離(50〜100km程度)に収まるユーザーにとっては、不便さよりも燃料費の節約や静粛な走行といったメリットが大きく上回ります。
PHEVのバッテリー寿命は使い方に大きく左右され、メーカーにより見解も異なります。
たとえば三菱自動車の場合、バッテリー寿命の目安は「通常使用で10年10万kmの走行後に、新車時の約65%の容量を維持」とされています。
交換費用はメーカー保証内であれば無料ですが、保証外の場合はメーカー交換で100万円以上かかるケースも珍しくありません。PHEV用バッテリーは非常に高額なパーツのため、購入前に保証内容(年数・走行距離)を確認しておくことをおすすめします。
マンションでPHEVに乗ることは可能ですが、戸建てに比べて充電環境の整備にハードルがあるのが実情です。
自宅に充電設備がない場合は、近隣の商業施設や月極の充電サービス付き駐車場などを利用する方法がありますが、利便性や経済性は低下します。
近年は経済産業省が集合住宅への充電設備導入を推進しており、設置費用に対する補助金制度も整備されています。管理組合に設置を提案する際は、これらの補助金情報を合わせて提示すると、合意形成がスムーズに進む可能性があります。
PHEVとPHVは、呼び方が異なるだけで同じ種類の車を指します。
PHEVは「Plug-in Hybrid Electric Vehicle」、PHVは「Plug-in Hybrid Vehicle」の略で、違いは「Electric」が入っているかどうかだけです。
以前はトヨタがPHV、三菱やホンダなどがPHEVと呼んでおり混乱が生じていましたが、現在はトヨタもPHEVという呼称に統一しつつあります。どちらの表記を見ても同じ「プラグインハイブリッド車」のことだと理解して問題ありません。
PHEVとEVのどちらが最適かは、「日常の走行距離」と「充電環境」で判断するのがポイントです。
PHEVが向いている方:長距離移動が多い、充電スポットが少ない地域に住んでいる、1台で日常使いから遠出まで幅広くこなしたい
EVが向いている方:日常の走行距離が短い(片道50km以内)、自宅や職場に充電設備がある、環境性能を最大限重視したい
迷った場合は、まずPHEVで電動車の体験をスタートするのも一つの方法です。PHEVなら充電インフラが整っていなくてもガソリンで走れるため、EVへの移行もスムーズに行えます。
【まとめ】利便性抜群のプラグインハイブリッド (PHEV)を導入するには環境が重要

プラグインハイブリッド(PHEV)は、EVの静かで軽快な走りと、ガソリン車の航続距離の長さを両立させた、利便性の高い次世代の自動車です。普段の通勤や買い物は電気だけでこなし、週末の遠出や旅行ではガソリンを併用して充電切れの心配なくドライブを楽しめます。災害時にはガソリンで発電しながら長時間の非常用電源としても活躍するなど、実用性の高さも見逃せません。
しかし、そのメリットを最大限に引き出すためには自宅で充電できる環境の整備がほぼ必須です。加えて、車両価格がHEVやガソリン車より高めであること、ライフスタイルに合った車種選びが重要であることも十分に考慮する必要があります。
自分の予算・1日の走行距離・充電環境を総合的に判断し、PHEVが最適な選択肢となるか慎重に検討しましょう。日常の走行距離があまり遠くないケースや充電スポットが多いエリアにお住まいの場合は、EVも選択肢に入れて比較検討してみてください。
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