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ロイヤルホストが一部店舗に EV 用急速充電器を導入

更新日: 2025/6/16投稿日: 2025/6/16

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ロイヤルホストが一部店舗に EV 用急速充電器を導入

レストラン「ロイヤルホスト」を提供しているロイヤルフードサービス株式会社は、一部店舗に電気自動車向け充電サービス「Terra Charge(以下:テラチャージ)」の急速充電器を導入することを決定しました。

この記事では、テラチャージの概要や導入の背景について解説します。

EV充電器の予約が出来るアプリ「テラチャージ」とは

引用:Terra Charge 公式ホームページ

テラチャージは、EV充電器の検索から充電完了までをワンストップで完了できるスマートフォン用のアプリです。

Terra Chargeの特徴

  • 充電スポットの検索:マップからの検索が可能
  • 充電器の予約:遠方にいても予約をすることで、充電待ちがなくなる
  • 充電器の利用:QRコードなどを用いて、手軽に充電が可能
  • 充電料金の決済:VISA、JCB、アメックスなどの主要クレジットカードに対応

24時間365日対応のコールセンターも完備しており、EVユーザーが安心して充電を行えるサービスを提供しています。

また、企業向けに「EV充電器の導入にかかる初期費用や維持・運用費用が無料となるプラン」を提供するなど、導入から管理・運用までをワンストップでサポートできる体制を整えています。

そのため、設置施設は難しい手続きや管理業務を削減することが可能です。企業目線で見ても、導入しやすいサービスとなっています。

ロイヤルホストへのテラチャージ導入の背景

引用:PR Times

日本では2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、EV普及とEV充電インフラの拡充が急速に進んでいます。

経済産業省はEV充電器の設置目標を「2030年までに30万口」としていますが、2024年に公開された「第7回充電インフラ整備促進に関する検討会事務局資料」によると、2024年3月時点では約4万口という導入状況にとどまっています。

特に滞在時間を有効活用して充電ができる「公共用の充電器」については、10~15万口の設置目標を定められている状態です。(参考:充電インフラ整備促進に向けた指針 – 経済産業省

電気自動車の普及が広がりつつある現状では、顧客にとってEV充電器の有無が、訪問先選択の重要な要素となりつつあります。

またロイヤルホストは、経営ビジョン『食とホスピタリティ』で、地域や社会を笑顔にするを掲げ、2025年に策定した「経営ビジョン2035」のなかで、2027年度までに「CO2排出量を 2013年度比で36%削減」「食品ロスを2016 年度比で15%削減」することを目標としています。

このような状況をふまえて、店舗での滞在時間を有効に利用できるようにEV充電器を設置し、利便性の向上とともに、地域社会におけるEVインフラにも貢献する目的を持って、テラチャージ導入を決定しました。

ロイヤルフードサービス株式会社の川勝 邦弘代表取締役社長のコメントは、以下の通りです。

徳重社長よりお伺いした事業の方向性に当社との強い親和性を感じました。「食とホスピタリティ」を通じて社会に貢献するという私たちの考えとも合致していることから、今回の導入を決定しております。ロイヤルホストでの導入が実現したことで、それぞれの地域において貢献できる新たな取り組みがスタートできたと実感しております。

今後も、お客様により豊かな時間と空間を提供するレストランづくりを進めるとともに、EV充電環境の整備についても積極的に検討を重ね、地域社会への貢献を目指してまいります。

引用:テラチャージ、ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」へ電気自動車(EV)用急速充電器を導入決定

今後、多くのロイヤルホスト店舗でのEV充電器設置が期待されます。

参考:ロイヤルホスト、一部店舗に EV 用急速充電器を導入!テラチャージと連携し地域の利便性向上へ – PR Times

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