【2026年対応版】エコカー減税とは?対象車や他の減税制度、今後の改正について解説

更新日: 2026/6/27投稿日: 2026/4/19

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【2026年対応版】エコカー減税とは?対象車や他の減税制度、今後の改正について解説

エコカー減税は、環境性能の高いクルマの税負担を軽くする制度です。新車のみならず中古車でも、うまく活用すればお得に車を購入できます

しかし、エコカー減税は2026年に廃止されるという噂があります。この噂の真偽について、詳しく知りたい方は多いはずです。

そこでこの記事では、エコカー減税の基礎知識から今後の改正内容までを網羅して解説します。

最後まで読めば、自分が選ぶべき車種やお得な購入タイミングが分かります。ぜひ、今後の車選びや購入計画の参考にしてください。

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エコカー減税とは

まずエコカー減税の基礎知識について、以下3つの項目で解説します。

  • 環境性能が高い車への減税措置
  • 中古車や軽自動車でも減税対象
  • エコカー減税対象車の種類

環境性能が高い車への減税措置

エコカー減税とは、排出ガス性能や燃費性能に優れたクルマに対して、車検の際に支払う「自動車重量税」を免除または減額する制度です。

減税割合は、国土交通省が定める「2030年度燃費基準」の達成度によって決まります。エコカー減税の適用基準は、それぞれ以下の通りです。

カテゴリー2030年度燃費基準達成率減免率
・EV(電気自動車)
・PHEV(プラグインハイブリッド)
・FCEV(燃料電池自動車)
・NGV(天然ガス自動車)
免税
・ICE(ガソリン車)
・CDV(クリーンディーゼル車)
・HEV(ハイブリッド)
※一部条件あり
75%なし
80%25%
90%50%
100%以上免税

エコカー減税が適用されるのは、新車購入時の初回車検と2回目の車検のタイミングです。条件を満たした対象車を選べば、購入時から次回車検までのコストを大幅に抑えられます。

中古車や軽自動車でも減税対象

エコカー減税は新車に限らず、国が定めた基準を満たしている中古車にも適用されます。ただし、中古車には購入時検査がないため、購入時の減免措置はありません。

つまり中古車の場合、購入してから最初の車検で初めて減税措置が受けられます。

また軽自動車も普通車と同様、2030年燃費基準の達成度が適用基準となります。中古車や軽自動車を検討中の方も、環境性能に注目して車を選ぶことがポイントです。

エコカー減税対象車の種類

エコカー減税の対象となるのは、電気自動車(EV)をはじめとする複数カテゴリーの車両です。

エコカー減税の対象カテゴリー

  • EV(電気自動車)
  • PHEV(プラグインハイブリッド車)
  • FCV(燃料電池自動車)
  • NGV(天然ガス自動車)
  • HEV(ハイブリッド車)
  • ICE(ガソリン車)
  • CDV(クリーンディーゼル車)

ガソリン車(ICE)やクリーンディーゼル車(CDV)は、車種による環境性能の違いに注意が必要です。なかには条件を満たしておらず、減免を受けられない車種もあります。

購入前には、必ず対象車種かどうかをネットや販売店でしっかりと確認してください。

エコカー減税はいつまで?

ここからはエコカー減税が適用される期限について、詳しく解説します。

期間は2028年4月末まで延長

2025年12月に発表された税制改正大綱により、エコカー減税の延長が正式に決定しました。本来の期限は2026年4月30日でしたが2年延長され、2028年4月30日まで適用されます。

延長された理由は、日本におけるEVやPHEVの普及がまだ十分でないためです。電動車の普及が進まないと、政府が目標とする2050年のカーボンニュートラル完了は達成できません

ただし、現行基準のまま延長されるわけではない点に注意してください。

【注意】2026年5月以降は税制改正により厳格化

2026年5月以降の登録車は、初回車検時の免税要件が「燃費基準100%達成」から「105%達成」へと厳格化されます。これにより、現行基準で免税だったハイブリッド(HEV)が、75%や50%の減税に格下げされる可能性があります。

また2027年5月以降は、25%減税の基準も「80%達成」から「85%達成」へと引き上げられる点に注意しましょう。2027年以降はガソリン車などが減税対象から外れる、もしくは減税率が大幅に縮小するケースが想定されます。

一方、EVやPHEVは、2026年5月以降も免税措置が維持されます。これにより、カテゴリーごとの税制優遇の格差が今後さらに大きく拡大していく見通しです。

エコカー減税と一緒に受けられる減税制度

エコカー減税と一緒に受けられる減税制度には、以下2つがあります。

  • グリーン化特例
  • 環境性能割

なお、環境性能割は2026年3月末廃止予定である点を覚えておきましょう。

グリーン化特例

「グリーン化特例」とは、自動車税および軽自動車税に対して適用される減税措置です。2026年度の税制改正により、この特例も2028年3月末まで期限延長が決まりました。

減税対象となるのは、以下のカテゴリーです。

  • EV(電気自動車)
  • PHEV(プラグインハイブリッド車)
  • FCV(燃料電池自動車)
  • NGV(天然ガス自動車)

一方、現行の自動車税では、新車登録から13年(ディーゼル車は11年)を超えた古い車に対して税額が約15%上乗せされる重課税措置がありますが、これも継続される方針です。

環境性能割(2026年3月末廃止予定)

「環境性能割」は、購入車の燃費性能に応じて課税される税金です。かつてエコカー減税の一部でしたが、2019年に独立して現在の制度へと移行しました。

基本的に燃費の良い車ほど税率が低くなり、EVやPHEVなどは非課税となる仕組みを採用しています。

2026年度の税制改正により、環境性能割の2026年3月末での廃止が決定しました。よって2026年4月以降にクルマを購入する場合、環境性能割はゼロとなります。

ただし一部の報道では、システム改修などの理由で制度の廃止日がずれ込む可能性も指摘されています。最新の動向をしっかりと把握したうえで、適切な購入計画を立てましょう。

人気車種シエンタでエコカー減税の実質負担額を比較

引用:トヨタ公式サイト

ここではトヨタ「シエンタ Z 2WD」の7人乗りのガソリン車とHEVを例に、エコカー減税による実際の節税効果を比較してみました。

適用する条件は、以下のとおりです。

  • ガソリン単価:160円/L
  • 年間走行距離:10,000km
  • 環境性能割廃止前とする

ガソリン車とHEVで、トータルコストを表でまとめました。

項目ガソリン車HEV(ハイブリッド)差額(HEV基準)
車両本体価格2,773,100円3,124,000円+350,900円
自動車重量税 (3年分)36,900円免税-36,900円
環境性能割約55,400円(2%)免税-55,400円
乗り出し価格差 (A)+258,600円
燃費 (WLTCモード)18.3 km/L28.2 km/L+9.9 km/L
年間ガソリン代 (160円/L)約87,400円約56,700円-約30,700円

車両本体価格だけを見ると、HEVのほうが約35万円も高くなっています。しかし減税分を加味すると、乗り出し時の価格差は約25万8600円まで縮まります。

さらに年間1万キロ走行すると、HEVはガソリン代が年間約3万円安くなる計算です。シミュレーション上では、約8年5ヶ月ほど乗り続けることで初期費用の差額を回収できます。

注意事項として、経年劣化による燃費低下や今後のガソリン価格高騰は考慮していません。また、週末の買い物利用がメインで走行距離があまり伸びない場合は、回収期間はさらに延びるでしょう。

ただし、HEVはガソリン車と比較してリセールバリューが高い傾向にあります。数年後の売却金額も考慮すれば、トータルコストではHEVが有利になる可能性は十分にあります。

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【2026年4月まで】エコカー減税の対象車一覧と税率目安まとめ

ここからは「一般社団法人 日本自動車工業会」の資料をもとに、エコカー減税の対象車一覧と税率目安をメーカーごとにまとめました。

  • トヨタ
  • レクサス
  • 日産
  • ホンダ
  • マツダ
  • 三菱
  • スズキ・ダイハツ

ただし、2026年5月以降は減免率などが変わる可能性がある点を覚えておきましょう。

トヨタ

車種名減免率3年後の車検
プリウス免税免税 〜 通常
アクア免税免税 〜 通常
ヤリスクロス免税 〜 50%通常
ヤリス免税 または 通常通常
カローラ シリーズ免税通常
カローラ クロス免税 〜 50%通常
ノア / ヴォクシー免税 〜 50%通常
シエンタ免税通常
ハリアー免税 〜 50%免税 〜 通常
RAV4免税 〜 50%免税 〜 通常
アルファード免税免税 〜 通常
ヴェルファイア免税免税 〜 通常
クラウン(スポーツ / エステート)免税免税 〜 通常
クラウン(セダン)免税 〜 50%免税 〜 通常
クラウン(クロスオーバー)免税 〜 25%通常
ライズ免税 または 通常通常
bZ4X免税免税
ミライ免税免税
ピクシス エポック25%通常
JPN TAXI50%通常
センチュリー免税 〜 通常免税 〜 通常

レクサス

車種名減免率3年後の車検
LBX免税免税
UX300h免税免税
NX450h+免税免税
NX350h免税 〜 50%通常
RX450h+免税免税
RX350h / RX500h免税 〜 50%通常
ES300h免税 〜 50%通常
IS300h25% 〜 通常通常
LS500h50% 〜 25%通常
LM500h50%通常
LC500h通常通常
RC300h25%通常
CT200h50% 〜 25%通常

日産

車種名減免率3年後の車検
サクラ免税免税
アリア免税免税
リーフ免税免税
ノート免税 〜 50%免税 〜 通常
ノート オーラ免税 〜 50%免税 〜 通常
セレナ50% 〜 25%通常
エクストレイル50% 〜 25%通常
キックス50% 〜 25%通常
デイズ50% 〜 通常通常
ルークス50% 〜 通常通常
スカイライン通常通常

ホンダ

車種名減免率3年後の車検
N-VAN e:免税免税
N-BOX / CUSTOM通常通常
N-WGN / CUSTOM25% 〜 通常通常
N-ONE(EV)免税免税
N-ONE(ガソリン)25% 〜 通常通常
フィット免税 〜 50%免税 〜 通常
ヴェゼル免税 〜 50%免税 〜 通常
フリード免税 〜 50%免税 〜 通常
ステップワゴン50%軽減通常
ZR-V50%軽減通常
アコード / シビック免税免税
オデッセイ免税免税
CR-V免税

マツダ

車種名減免率3年後の車検
CX-60 / CX-80(PHEV)免税免税
MX-30免税免税
CX-60(ディーゼル / HEV)50% 〜 通常通常
CX-30 / CX-5 / CX-825% 〜 通常通常
CX-80(ディーゼル)50% 〜 25%通常
MAZDA2 / 3 / 625% 〜 通常通常
キャロル50% 〜 25%通常
フレア シリーズ25% 〜 通常通常
ロードスター通常通常

三菱

車種名減免率3年後の車検
アウトランダー PHEV免税免税
エクリプス クロス PHEV免税免税
ekクロス EV免税免税
ミニキャブ EV免税
デリカ D:225% 〜 通常通常
ekクロス25% 〜 通常通常
デリカミニ通常通常
ekワゴン / ekスペース通常通常

スバル

車種名減免率3年後の車検
ソルテラ免税免税
クロストレック25% 〜 通常通常
フォレスター25% 〜 通常通常
インプレッサ25% 〜 通常通常
レガシィ アウトバック通常通常
レヴォーグ / レイバック通常通常
ステラ25% 〜 通常通常
プレオ プラス25%通常
シフォン通常通常

スズキ・ダイハツ

車種名(スズキ)減免率3年後の車検
ランディ免税 〜 50%通常
スイフト50% 〜 25%通常
ソリオ25% または 通常通常
クロスビー25% または 通常通常
エスクード通常通常
アルト / ラパン50% 〜 25%通常
スペーシア25%通常
ハスラー25%通常
ワゴンR / スマイル25% または 通常通常
ジムニー通常通常
車種名(ダイハツ)減免率3年後の車検
ロッキー免税 または 通常通常
タント25% または 通常通常
ミライース25%通常
ムーヴ / キャンバス25% または 通常通常
タフト通常通常
ミラトコット通常通常

エコカー減税に関するよくある質問

エコカー減税についてよくある質問とその回答をまとめました。

エコカー減税はなくなる?


エコカー減税は、すぐにはなくなりません。2025年12月の税制改正大綱により、2028年4月末までの延長が決定しています。

ただし、2026年5月以降は減税の適用基準が段階的に厳格化されます。一部のガソリン車は対象から外れるので、車種によっては廃止される可能性もあるでしょう。

エコカー減税は1回だけ?


エコカー減税が適用される回数は、購入する車の環境性能によって異なります。EVやPHEVなど環境性能が高いクルマは、購入時と初回車検時の計2回適用されます。

一方で、燃費基準の達成率が低い車種の場合は、適用されるのは新車購入時の1回のみです。自分の購入する車が何回減税されるのか、事前に販売店へ確認しておきましょう。

【まとめ】実質増税前にクルマを購入するなら今が最後のチャンス

2026年5月以降、エコカー減税の適用基準が厳格化され、これまで免税だったHEVなども恩恵を受けにくくなります。これは事実上の増税を意味しており、車の初期費用や維持費が今後さらに高騰するのは避けられません。

手厚い税制優遇をフル活用して購入できる期間は、残りわずかとなっています。

できるだけ税負担を抑えて車を購入するなら、今が最後のチャンスです。自分のライフスタイルや予算に合った車種を、ぜひ販売店などで早めに検討してみてください。

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