東京の既存マンションで、全274駐⾞区画にEV充電コンセントを導⼊。EV試乗会を開催予定
更新日: 2025/8/20投稿日: 2025/8/20
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ユビ電株式会社は、公益財団法⼈東京都環境公社 東京都地球温暖化防⽌活動推進センター(以下、クール‧ネット東京)、⼀般社団法⼈⽇本⾃動⾞販売協会連合会 東京都⽀部(以下、⾃販連東京都⽀部)と連携して、マンション住⺠向けEV試乗会を開催します。
試乗会会場となるグレーシアパーク⼋王⼦みなみ野では、既存マンションとしては都内最⼤クラスの全274駐⾞区画へEV充電コンセントを設置しました。
本記事では、脱炭素社会の実現に向けた取り組みとして注目を集めている当プロジェクトの詳細について紹介します。
ユビ電とクール‧ネット東京、⾃販連東京都⽀部が連携した背景

引用:PR TIMES
東京都は「ゼロエミッション東京」の実現に向け、新⾞販売される乗⽤⾞を2030年度までに100%⾮ガソリン化することを⽬指し、充電設備等の導⼊促進事業を実施しています。
一方で、都内住宅の約7割を占める集合住宅の多くは、自宅でEV充電ができない環境のため、EVの普及が遅れているのが現状です。
この課題解決に向けて、「ゼロエミッション‧ビークル普及拡⼤連携プロジェクト」の取組みの⼀環として、3つの組織が連携を行いました。
各組織の取組状況
- クール‧ネット東京:EV充電インフラ補助⾦等の普及啓発と脱炭素推進
- ⾃販連東京都⽀部:マンション住⺠への適切なEV情報提供と販売促進
- ユビ電:マンション向けEV充電サービス「WeCharge」によるインフラ整備
既存マンションへの大規模なEV導入

※写真はイメージです
2000年竣⼯のグレーシアパーク⼋王⼦みなみ野(東京都⼋王⼦市、総⼾数225⼾)では、6月に全274駐⾞区画へのEV充電コンセントの設置が完了しました。この設置は、既存マンションとしては都内最大規模の取り組みです。
⼀⼾建てと同様の「⾃宅充電」環境を、集合住宅で実現しています。
新築マンションとは違い、既存マンションでの導入には、住民の合意形成などの課題が多く存在します。そこで当プロジェクトでは、東京都のゼロエミッションビークル(ZEV)⽤充電設備等の導⼊促進事業の補助⾦を最⼤限活⽤して、住民総会で可決を得ました。
当プロジェクト成功のポイント
- 補助⾦活⽤でインフラ投資負担を軽減
- 全区画設置で住⺠の利便性を確保
- 適切な情報提供でEV購⼊不安を解消
既存マンションにEV充電設備がないという課題を解決し、脱炭素への⼤きな⼀歩となりました。
今後の展望

引用:PR TIMES
EV試乗会の開催
2025年9月に、マンション住⺠向けEV試乗会を開催予定です。EVに対する理解を深め、導入を進めることを狙いとしています。
開催日時 | 2025年9⽉6⽇(⼟)10:00〜15:00 |
開催場所 | グレーシアパーク⼋王⼦みなみ野(東京都八王子市みなみ野4-25-1) |
参加ディーラー | トヨタモビリティ東京、ホンダモビリティ南関東、ボルボ‧カー‧ジャパン |
特別企画 | ・クール‧ネット東京による補助⾦相談ブース ・⼦ども向け脱炭素アクティビティ ・実際のEV充電スマートコンセントを使った充電の実演 |
都内他地域への展開
今回の設置事例をもとに、2030年脱炭素目標達成に向けて、都内の他地域への展開も視野に入れています。
EV充電器を既存マンションに設置した当プロジェクトの成功事例は、マンションの資産価値の向上という観点から、管理組合や不動産業界からも注目が集まっている状況です。
行政機関と民間企業が連携することで、脱炭素に向けた取り組みが本格的に始動すると考えられます。
参考:
記録的猛暑が続く今、脱炭素への新たな⼀⼿ 既存マンション全274駐⾞区画にEV充電コンセント導⼊ – PR TIMES
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